印刷術を通して近代を斬る!
「紙と印刷」はニューメディアの
時代に受け継がれるのか?
印刷術を通して近代文明の解析を試みる。中国を中心に10 世紀頃に始まる印刷術は、ヨーロッパへと伝わった。歴史的な諸現象の根本は、凸版、凹版、平版のメディア特性と抜きがたい糸でつながるという視点に立ち、ひとつの試論を提供する。
登録情報
著者 | 酒井道夫 |
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ISBN | ISBN978-4-901631-14-3 C3072 |
体裁 | A5判/232頁 |
刊行日 | 2002年04月01日 |
ジャンル | 芸術理論/人文・社会・自然 |
正誤表 | 初版1刷・3刷 |
目次
第1章 印刷とは
三版方式/印刷機
第2章 凸版印刷
凸版印刷の仕組み/グーテンベルク聖書/木版挿画/活字
第3章 凹版印刷
視覚世界の拡大と銅版画/写真製版と凹版印刷
第4章 平版印刷
平版印刷の仕組み/ポスターの登場/印刷図像/イラストレーション/写真植字/百科事典と写植
第5章 紙
紙の西漸/用紙の規格/紙の目
第6章 書物の形態
冊子本/装丁/日本の洋本
第7章 印刷と文字
字体と書体/欧文書体/和文書体
第8章 書物の機能
検索/記録/伝達/蓄積/検索(分類)・目次・章・節・索引
第9章 印刷と文化
近代文明の構築/流通をめぐって/書架を考える/複製論
書評・紹介
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