まちと建築を再生する
各地を巡り歩く労を厭わない者だけに
建築家の門戸は開かれている。
ナラティブな建築遍歴!
「手考足思」。まちを歩き、まちを描きつつ、文化財保護・再生を考え、さまざまな手法と状況を具体的に紹介。本学名物・吉祥寺校の木造校舎改修工事から、フィールドはポーランド、アジア、さらにジャングルにまで及ぶ。
登録情報
著者 | 鈴木喜一 |
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ISBN | ISBN978-4-901631-15-0 C3052 |
体裁 | A5判/312頁 |
刊行日 | 2002年04月01日 |
ジャンル | 人文・社会・自然 |
目次
第1章 まちを歩き、まちを描く
風景を描くことの意味/近代建築史への旅/五島列島の旅―棟梁建築家鉄川与助の天主堂を訪ねて/越えられない駅舎―中国東北地方の近代建築
第2章 身近な歴史を再発見する
新しい保存再生の動き/文化財保存制度の導入と意義/身近な歴史を再発見する/まちに潜む息づく洋館たち
第3章 まちと建築を観察し、実測し、提案する
馬宿復原に取り組んで/時を超えて復活する会津田島の山村道場/遠い記憶―会津田島の山村道場とその周辺民家/朝霞の家/武蔵野美術大学吉祥寺校四号館―実測調査および土台廻り・軸部等総合調査
第4章 保存再生の様々な手法と状況
木造校舎の再生から学ぶこと/都会の中の小さな家/ボロ屋の大改造と傾きかけた我が家の修理/ヤモリからの挨拶―雑司が谷の家/横寺の家を住み継ぐ/新・我が輩は猫である/壊されてゆく民家の実測が残すもの―川越・高橋家住宅記録保存
第5章 ネットワークで動き出す
現代版寺子屋、神楽坂建築塾の試み/環境を軸にして行動する/森と共生する建築/古民家再生の現場から/場の文脈を読むまちづくり
第6章 アジアフィールドワーク
中国大陸民家探訪/マンダレーからの手紙/ジャングルの中の楽園/蒼穹の地に生きる
資料編
登録有形文化財改修事例/登録有形文化財リスト
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