ネパール周遊紀行
チベットに隣接するネパール高地の、山や川の民たちの日々の生活。
風習や儀礼を文化人類学の視点から探る……。
チベット(中国)とインドに挟まれたネパールは、ヒマラヤ山脈のふところに抱かれた小さな国。仏教やヒンドゥー教、インドのカースト制度などの影響を受けながら独自の文化を展開してきた。文化人類学者である著者が辿ったネパール高地の集落の人々の日常生活や習俗などを多数の写真とともに紹介。
1934年、福岡県生まれ。東京農業大学大学院農学研究科修了。68年より本学で文化人類学・民俗学を担当し、2004年退任。本学名誉教授。67年に初めてネパール王国で西北部ドルポ地方の調査を行う。ネパール・日本・中国における職人文化の比較研究にも従事。
登録情報
著者 | 田村善次郎 |
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ISBN | ISBN978-4-901631-61-7 C3039 |
体裁 | 四六判/ 上製/348 頁 |
刊行日 | 2004年04月15日 |
ジャンル | 人文・社会・自然 |
目次
第1 章 ポンモ村記◎ドルポ西南端のチベット人村落
1―ポンモ滞在記
2―ポンモの村と人
3―ヒマラヤ山地の塩の道
第2 章 ライ族の村と人
アイセルカルカ滞在記/続アイセルカルカ滞在記/山を焼く火
第3 章 フムラ見聞抄
山羊と羊と交易と/魑魅魍魎の世界/橋と崖の道 ほか
第4 章 河川漁と川の民
1―ポーレと河川漁
2―川の民・ボテ族