考えるための心理学
心理学とはナニモノか?
簡潔な文章と多彩なイラストで
ヒトの心の不可解に迫る入門書
読むだけである程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。教科書としてだけではなく一般書としても読み応え十分。一読すれば、いまそこにある心の問題が見えてくる。
登録情報
| 編者 | 荒川歩・浅井千絵 |
|---|---|
| 執筆者 | 荒川歩・三星宗雄・浅井千絵・河野直子・遠藤架児・桂瑠以・尾崎紀夫 |
| ISBN | ISBN978-4-86463-002-3 C3011 |
| 体裁 | A5 判/288 頁 |
| 刊行日 | 2012年04月01日 |
| ジャンル | 人文・社会・自然 |
目次
はじめに 心理学を学ぶ喜びと意義
1 章 心理学とは：心理学に何を期待するのか？／コラム１ フェヒナーの精神物理学と感覚の尺度化 ［荒川歩］
2 章 知覚：人の目はカメラとどう違うのか？／コラム2 騒色公害の系譜とその解決［三星宗雄・荒川歩］
3 章 知覚の障害：私たちに見える世界は共通か？／コラム3 ユニバーサルデザインとカラーユニバーサルデザイン［三星宗雄・荒川歩］
4 章 記憶と学習：人はどのように学ぶのか？／コラム4 感情と色彩［浅井千絵］
5 章 認知：人はどのように世界を理解するのか？／コラム5 絵画・デザイン制作の認知科学［浅井千絵］
6 章 感情：感情は何のためにあるのか？／コラム6 無意識［荒川歩］
7 章 自己：私はどこにあるのか？／コラム7 アイデンティティ拡散と回復［荒川歩］
8 章 発達：それぞれの年代において人はどんな課題とむきあうか？／コラム8 子どもの絵の発達／コラム9 氏か育ちか、氏も育ちも［荒川歩・河野直子］
9 章 発達の障害：障害なのか？ 個性なのか？／コラム10 サヴァン症候群［遠藤架児］
10 章 性格と社会的認知：何が人の性格や態度を決めるのか？／コラム11 心理（性格）検査って何？［桂 瑠以］
11 章 人間関係 ： 人と人とは、どう関わるか？／コラム12 コミュニケーションメディアの使い分け［桂 瑠以］
12 章 社会的影響と集団：集団はどのような影響を及ぼすか？／コラム13 商品開発と心理学／コラム14 広告と心理学［桂 瑠以］
13 章 心と脳：心はどのような脳内メカニズムに支えられているか？／コラム15 心とからだ／コラム16 アフォーダンス［河野直子・荒川歩］
14 章 病理：精神疾患とどう付き合っていくか？／コラム17 病跡学：作品や人物を精神病理で理解する／コラム18 芸術療法：アートと心理学のもう1つの関係［河野直子・尾崎紀夫］
引用文献
索引