マルチメディアを考える
コンピュータが「箱」であった時代は
終わりを告げようとしている
そしてエンドユーザーが発信者になり
ものづくりをするようになった
いま、デザイナーは何をなすべきか
マルチメディアとは? ソーシャルメディアとは? 基本的事項の定義を押さえ、その歴史を繙いていこう。そこで今の自分の立ち位置を確認し、さあ、こんどは「人々の生活を豊かにするために」デザイナーは、何をすべきだろう。テクノロジーの発達によりエンドユーザーが発信者となり、ものづくりをするようになった時代にあって、デザイナーはその指南役でもある。テクノロジーとデザイナーの関わりから、これからのデザインを考える。
*2002年刊行『マルチメディア』ISBN978-4-901631-30-3の改訂版です
登録情報
著者 | 清水恒平 |
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ISBN | ISBN978-4-86463-051-1 C3004 |
体裁 | A5 判/96 頁 |
刊行日 | 2016年04月01日 |
ジャンル | デザイン |
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目次
はじめに
第1 章 コンピュータが広がっていく時代
マルチメディアとは
マルチメディアのはじまり
デジタルデータの恩恵
インターネットとの出会い
デザイナーとプログラミング
第2 章 コンピュータが消えていく時代
ソーシャルメディアとは
ソーシャルメディアのはじまり
増大する情報の量と速度
デジタルテクノロジーとデザイナー
ろうあ者に音楽を届ける「Mute-Converter」
デジタルをアナログに変換するコミュニケーションデバイス「POSTIE」
第3 章 存在感なきコンピュータの時代
手のひらの中のコンピュータ
津波防災ウェブサービス「ココクル?」
ケーブルからの解放
データはどこからくるのか
動的にデータを視覚化する「人口減少×デザイン」
多様な状態変化と構造のデザイン
コンピュータの見えない化
あたらしい外灯の形を提案する「見守りプロジェクト」
ものづくりのデジタル化
書くことが楽しくなる机「Write More」
デザイナーに求められるもの
おわりに
chronological table / index
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