現代アート10講
デュシャンにはじまり
3.11以降の日本の美術まで
10のアプローチによる
現代アートの新たな読み解き
現代アートの入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11 の美術まで、なぜそれが出現したのかを真剣に考えることによって、私たちの社会が抱える問題の本質がえぐり出される。いつの時代にも「現代アート」は存在する。アートは常に私たちの価値観を攪乱し、制度に揺さぶりをかけ、視座の見直しをせまるのだ。
*2002年刊行『現代芸術論』ISBN978-4-901631-13-6の改訂版です
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登録情報
編者 | 田中正之 |
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執筆者 | 田中正之(武蔵野美術大学教授)・ 松井勝正(武蔵野美術大学・東京造形大学非常勤講師)・ 沢山 遼(武蔵野美術大学・東京藝術大学・首都大学東京等非常勤講師)・ 橋本 梓(国立国際美術館研究員)・ 天野知香(お茶の水女子大学教授)・ 畠中 実(NTT インターコミュニケーション・センター主任学芸員)・ 土屋誠一(沖縄県立芸術大学准教授)・ 岡山理香(東京都市大学准教授)・ 木田拓也(武蔵野美術大学教授/元東京国立近代美術館主任研究員)・ 蔵屋美香(東京国立近代美術館企画課長) |
ISBN | ISBN978-4-86463-057-3 C3070 |
体裁 | A5 判/232 頁 |
刊行日 | 2017年04月01日 |
ジャンル | 芸術理論 |
目次
1 美術作品とそうでないもの――デュシャン、ポップ・アート、クーンズ 田中正之
2 メディウムの探求 ――ミニマリズムとポストミニマリズム 松井勝正
3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの――ポロック、ニューマン、ロスコ 沢山 遼
4 コンセプトが前景化するとき――コスースから始める 橋本 梓
5 美術における身体表象とジェンダー――眼差しの権力とフェミニズム・アート 天野知香
6 アート& テクノロジーの様相――メディア・アート、マクルーハン、パイク 畠中 実
7 現代アートと写真 ――アプロプリエーションの時代からティルマンスまで 土屋誠一
8 現代建築を語るために――モダニズムと5 つの建築をめぐって 岡山理香
9 現代工芸とデザインの地平――クレイワークとうつわ 木田拓也
10 ポスト3.11 の美術――美術と社会はどう関わるべきか 蔵屋美香
参考文献
アーティスト・グループ/人名索引
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