コンピューターと生きる
どんどん増大し、放っておけば解体して
ノイズになってしまう情報
この宇宙の定めに逆らって情報を蓄積し
それを次世代に伝達することで人は生きてゆく
いかに情報と向き合うのかを問い
基礎を学ぶコンピューターリテラシー
コンピューターリテラシーの教科書。すでに使いこなしている人も、まだうまく使えない人も、批評的かつ積極的にコンピューターと接するスキルを身につけるための技法書。塚本なごみの「ゆるキャラ」を採用し、イラストとキャプションを追うだけでも、コンピューターの基本構造とネットワークのしくみを理解できる。第9章には「情報護身術」を据え、「パスワード、やるべきこと/やってはいけないこと」「著作権」など実用的な知恵も満載。
*2005年刊行『電脳の教室』ISBN978-4-901631-64-8、2011年刊行『新版 電脳の教室』ISBN978-4-901631-97-6の改訂版です
【佐藤淳一(さとう・じゅんいち)】
武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科教授。
1963 年生まれ。東北大学工学部、武蔵野美術大学短期大学部卒業。1987 年より日本楽器製造(現ヤマハ)において音響機器の設計に従事。独立後、電子機器、デジタルフォントなどのデザイン業務、コンピューターネットワーク構築業務を経て、ネットワークメディア表現の実践的な研究を行うに至る。同時に写真作家として活動。1995年より個展、グループ展、Web コラボレーションを開催。著書『マルチメディア』(武蔵野美術大学出版局、2002 年)、『電脳の教室』(同、2005 年、新版2011 年)、『恋する水門 FLOODGATES』(ビー・エヌ・エヌ新社、2007 年)、『ドボク・サミット』(共著 武蔵野美術大学出版局、2009 年)、『カワウソ』(東京書籍、 2010 年)。
*プロフィールの内容は、出版刊行時のものです。
登録情報
著者 | 佐藤淳一 |
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ISBN | ISBN978-4-86463-067-2 C3004 |
体裁 | A5 判/2 色刷/192 頁 |
刊行日 | 2018年04月01日 |
ジャンル | 人文・社会・自然 |
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目次
はじめに
第1 章 コンピューターリテラシーとは
1 コンピューターを使うこと・知ること
2 コンピューターリテラシーの形成
3 コンピューターと美術・デザイン
第2 章 情報とは
1 日常にある情報とその形
2 知識情報の処理:符号化
3 感性情報の処理:標本化と量子化
4 ビット・二進法・十六進法
5 デジタル/アナログ
6 情報を扱うことの究極の意味
第3 章 ハードウェアとは
1 論理的/物理的
2 入力装置・出力装置・本体
3 計算のハードウェア
4 記憶のハードウェア
5 見る・触るハードウェア
6 つながる周辺機器
第4 章 ソフトウェアとは
1 土台の上で応用が走る?
2 OS(オペレーティングシステム)
3 アプリケーション
4 ソフトウェアを使う
5 ソフトウェアのライセンス
第5 章 文書を作る
1 テキストエディター
2 日本語入力
3 文字コード
4 文字列の編集
5 フォント
6 ファイル・フォルダー
7 文書の印刷
第6 章 ネットワークとは
1 計算機からメディアへ
2 LAN・Wi-Fi
3 インターネット
4 クライアントサーバーシステム
第7 章 電子メールを使う
1 電子メールのしくみ
2 電子メールの設定
3 受信と返信
4 電子メールの拡張
5 電子メールの文字・コード
6 メーリングリスト
第8 章 ウェブ(World Wide Web)を使う
1 ウェブのしくみ
2 ウェブブラウザー
3 検索サイトを使う
4 HTML
5 CSS
6 ウェブサーバー
7 ウェブサイトの構造・デザイン
8 プラットフォームとしてのウェブ
第9 章 情報護身術
1 ネットワーク社会の落とし穴
2 個人認証
3 電子メール護身術
4 コンピューターウイルス
5 暗号化の重要性
6 自由と護身
7 著作権
あとがき
索引
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