アートマネージメントを学ぶ

新見 隆・伊東正伸・加藤義夫・金子伸二・山出淳也/著

アートマネージメントを学ぶ
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定価:2,860円(本体価格:2,600円)
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“アートの力で世界は変わる”
社会とアートとの永続的な関係を構築しながら
21 世紀に相応しいさまざまな変革を促すために
いま求められているアートマネージメントとは

あらゆる面で変革が求められるいまの時代にこそ、アートが担うべき役割がある。多様なアートの力をうまく引き出しながら社会へ有効に働きかける、真のアートマネージメントを探究する。さまざまな事例やアートマネージメントの理論的背景なども紹介。アートマネージメントの実践へ、その第一歩となる一冊。

●新見 隆
1958年、広島県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。専門は、美術史、デザイン史、美術館学。セゾン美術館学芸員を経て、現在、武蔵野美術大学造形学部教養文化・学芸員課程教授、大分県立美術館館長、イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問、二期リゾート文化顧問。著書に『空間のジャポニズム──建築・インテリアにおける日本趣味』(INAX、92年)、『モダニズムの建築・庭園をめぐる断章』(淡交社、2000年)、『キュレーターの極上芸術案内』(武蔵野美術大学出版局、15年)、『イサム・ノグチ 庭の芸術への旅』(同、18年)ほか。共著に『ミュゼオロジーへの招待』(同、15年)、『ミュゼオロジーの展開──経営論・資料論』(同、16年)ほか。コラージュ、箱、人形、焼きもの、ガラス、食のスケッチで個展も行っている。

●伊東正伸
1961年、静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。毎日新聞社(事業部、英文毎日局編集部「毎日デイリーニューズ」記者)を経て、91年より国際交流基金に勤務。「テイストと探究──1990年代の日本美術」展(アジア巡回)、「写楽再見」展ほか、多数の展覧会を企画担当。ヴェネチア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレ、インド・トリエンナーレの日本参加にも携わった。98年より横浜トリエンナーレ担当となり、第一回展(2001年)の立ち上げに参画、第三回展(08年)では事務局長を務めた。現在、国際交流基金ジャポニスム事務局部長、審議役(美術担当)。

●加藤義夫
1954年、大阪府生まれ。グラフィック・デザイナーやギャラリストを経て、インディペンデント・キュレーター、美術評論家となる。現在、加藤義夫芸術計画室主宰。武蔵野美術大学・近畿大学・大阪芸術大学・神戸大学などで非常勤講師。朝日新聞大阪本社文化欄美術評担当。国際美術評論家連盟会員、ART OSAKA実行委員。その他に、大阪府文化スタッフ(2003−05年)、武蔵野美術大学「αMプロジェクト」キュレーター(06−07年)、兵庫県立美術館評価委員(07−08年)、群馬青年ビエンナーレ審査委員長(08、10年)、あいちトリエンナーレ地域展開事業「アーツチャレンジ」選考委員及びキュレーター(08−13年)、神戸都市創造モデル事業評価委員(09−10年)、芦屋市文化振興審議会委員(17年−)を歴任する。

●金子伸二)
1964年、千葉県生まれ。武蔵野美術短期大学生活デザイン科卒業。上智大学文学部哲学科卒業、同大学院哲学研究科哲学専攻博士前期課程修了。専門は、造形をめぐる言説の分析。現在、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程芸術文化学科教授。著書に『造形学概論』(武蔵野美術大学出版局、2004年)、共著に『ミュゼオロジーへの招待』(同、15年)、共編著に『造形学研究』(同、03年)、『ミュゼオロジーの展開──経営論・資料論』(同、16年)ほか。論文に「1990年代前半の社会教育雑誌におけるワークショップ論の構成」『武蔵野美術大学研究紀要』(第43号、12年)ほか。

●山出淳也
1970年、大分県生まれ。NPO法人 BEPPU PROJECT 代表理事。アーティストとしての活動を経て、2005年にNPO法人 BEPPU PROJECTを立ち上げる。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」(09、12、15年)、
「ベップ・アート・マンス」(10年−)、「in BEPPU」(16年−)など、現代芸術の紹介や普及、フェスティバルの開催や地域性を活かした企画の立案、人材育成、地域情報の発信や出版事業、商品開発、ハード整備などを通じて、アートを活用した魅力ある地域づくりに取り組み、アートが持つ可能性の普遍化を目指す。平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(芸術振興部門)。文化庁第15期文化政策部会文化審議会委員、「第33回国民文化祭・おおいた2018/第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」市町村実行委員会アドバイザー(16年−)なども務める。

MAU通信教育課程教科書
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登録情報
著者新見 隆・伊東正伸・加藤義夫・金子伸二・山出淳也
ISBNISBN978-4-86463-068-9 C3070
体裁A5 判/432 頁
刊行日2018年04月01日
ジャンル芸術理論

目次

序章 プロジェクト・フォー・サヴァイヴァル
 ──アートマネージメントの根源的欲望のために[新見 隆]

第1 章 文化行政と美術展──アートがつむぐ社会[伊東正伸]
 第1 節 美術展をめぐる日本の文化事情
 第2 節 美術の国際交流
 第3 節 国際展の現状と未来
 第4 節 横浜トリエンナーレ2008 を振り返る

第2 章 美術の経済性──アートの命をめぐって[加藤義夫]
 はじめに
 第1 節 展覧会というかたち
 第2 節 画廊と画商
 第3 節 アート命! 画廊の現場から
 第4 節 アートフェアとコレクターの存在
 第5 節 アートマネージメントの準備運動
 東京地域・名古屋地域・関西地域の主な「完全企画画廊」と「企画及び貸画廊」

第3 章 アートマネージメント論の思想的背景[金子伸二]
 はじめに
 第1 節 「アートマネジメント人材」とは何者か
 第2 節 アートマネージメント論の源泉
 第3 節 アートマネージメント論におけるピラミッドモデルの問題
 おわりに
 附論:円環としてのマネージメント、あるいは馬術について

第4 章 地域とアートプロジェクトの現状── BEPPU PROJECT の活動[山出淳也]
 はじめに
 第1 節 BEPPU PROJECT とは?
 第2 節 国際芸術祭の実現に向けて
 第3 節 アートプロジェクトがもたらす変化とその広がり
 第4 節 地域におけるアートの役割

第5 章 「アートプロジェクト」の進め方──知っておくべきさまざまなこと[加藤義夫]
 第1 節 「アートプロジェクト」を知る
 第2 節 「アートプロジェクト」を進める

関連書リンク

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ミュゼオロジーの展開 経営論・資料論

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