あたらしい表現活動と法
自己の表現を追究し、他者との共存を図る
自分と世界の関係を豊かに構築するために
「表現の自由」の基盤となる法を学ぶ
法によってできること、法によって支えられているものの知識を持つことが、自由な表現を支える基盤となる。「表現の自由」とは何かを問いつつ学ぶ、著作権法の入門書。「表現にかかわる法ルールは自分を縛るためのものではなく、自分を上手に解放するための足場になるべきものだ、というイメージをもって法学の世界に親しんでいただければ」と願う編者の方針により、豊富な判例を「example」で、身近な問題を「column」で考察。
最新情報 著作権法の改正等による修正事項(初版第1刷対象)[2023年2月1日更新]
*2002年刊行『表現活動と法』ISBN978-4-901631-06-8、2009年刊行『新版 表現活動と法』ISBN978-4-901631-88-4の改訂版です
登録情報
編者 | 志田陽子 |
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執筆者 | 志田陽子・比良友佳理 |
ISBN | ISBN978-4-86463-069-6 C3032 |
体裁 | A5 判/384 頁 |
刊行日 | 2018年04月01日 |
ジャンル | 人文・社会・自然 |
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目次
第1 章「表現の自由」とは[志田陽子]
❶ 憲法第21 条「表現の自由」
❷「表現の自由」と民主主義
❸ 情報社会の基本ルール
第2 章 「表現の自由」と人格権[志田陽子]
❶ 名誉権と名誉毀損
❷ プライバシーの権利
❸ 肖像権とその周辺
第3 章 「表現の自由」と共存社会[志田陽子]
❶ 多文化社会における共存と「表現の自由」
❷ 道徳か、弱者への配慮か
第4 章 産業財産権法[比良友佳理]
❶ 知的財産法とは
❷ 標識の保護に関する知的財産法
❸ 創作を保護する知的財産法
第5 章 著作権法[志田陽子・比良友佳理]
❶ 著作物とは
❷ 著作権の種類と侵害の要件
❸ 著作者人格権
❹ 著作権の制限規定──自由利用のルール
❺ 著作物の利用と権利処理
❻ 権利の発生と権利保護期間
❼ 著作権侵害と権利の行使・救済・罰則
❽ 著作隣接権
第6 章 文化芸術支援と法[志田陽子]
❶ 芸術と法のさまざまな関係と新しい流れ
❷ 文化芸術をめぐる法制度
第7 章 学術と表現者のルール[志田陽子]
❶ 学術研究倫理とは
❷ 研究活動上の法と倫理
❸ 研究成果の作成に関する法と倫理
❹ 成果の公表に関する法と倫理
◉資料 レポートの参考例
索引
関連書リンク
志田陽子/著 / 定価:2,200円 (本体価格:2,000円)