これからの生活指導と進路指導
不登校、いじめ、ジェンダー、多文化、18歳成人…
いま教室にある変化と対応を具体的課題として論じる
教育現場での実践から法令・歴史・制度まで、チーム学校の一員となる教員志願者に向けて新学習指導要領対応の社会に開かれた生活指導論。不登校、いじめ、ジェンダー、多文化、18歳成人…いま教室にある変化と対応を具体的課題として論じる。社会に開かれた教育課程をつくりあげるためには、教師が地域社会の人たちや多種多様な専門家と謙虚に向き合い、その叡智と経験を子どもたちに伝えるコーディネータ役を担わねばならない。
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*『新しい生活指導と進路指導』(武蔵野美術大学出版局、2013年刊行)大幅改訂。
登録情報
編者 | 高橋陽一・伊東毅 |
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執筆者 | 高橋陽一・川村肇・伊東毅・渡辺典子・奈須恵子 |
ISBN | ISBN978-4-86463-109-9 C3037 |
体裁 | A5判/280頁 |
刊行日 | 2020年03月31日 |
ジャンル | 教育 |
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目次
まえがき
第1章 学校教育における生活指導
第一節 生活指導という言葉
第二節 法令のなかの生活指導
第三節 学習指導要領のなかの生活指導
第四節 チーム学校としての生活指導
第2章 学校教育における進路指導
第一節 進路指導という言葉
第二節 法令のなかの進路指導
第三節 学習指導要領のなかの進路指導
第四節 チーム学校としての進路指導
第3章 生活指導とは何か
第一節 生活指導の原理
第二節 集団と民主主義
第4章 生活指導の方法
第一節 集団づくりの技術
第二節 今日の生活指導の課題
第5章 進路指導の歴史
第一節 学校における職業指導の誕生
第二節 日本の学校における職業指導と進路指導
第三節 キャリア教育の登場
第6章 進路指導の理論
第一節 マッチング理論
第二節 発達理論
第三節 その他の理論
第7章 キャリア教育の理念・実態・課題
第一節 ニート論からキャリア教育へ
第二節 キャリア教育の理念
第三節 具体的なキャリア教育の取り組み
第四節 キャリア教育の課題
第8章 不登校とサポート体制づくり
第一節 不登校の呼称と実態
第二節 不登校への対応
第9章 文部科学省のいじめ対策
第一節 これまでの提言等
第二節 いじめ防止対策推進法
第三節 道徳の教科化
第10章 いじめへの対応と学級活動・生徒会活動
第一節 いじめに取り組む学級活動実践
第二節 いじめに取り組む生徒会活動
第11章 ジェンダーと学校
第一節 人間の多様な性とジェンダー
第二節 ジェンダー平等をめざす学校
第12章 多文化教育と学校
第一節 多文化状況と教育政策の歴史
第二節 学校教育における多文化共生志向実践の模索と課題
第13章 問題行動と生活指導
第一節 反社会的問題行動
第二節 インターネット・携帯電話をめぐる問題
第三節 発達障害をめぐる問題
第14章 十八歳成人と主権者教育
第一節 成人をめぐって
第二節 主権者教育の動向
第三節 十八歳成人の動向
第15章 懲戒と指導
第一節 保護者による懲戒
第二節 懲戒、出席停止、体罰の禁止
第三節 非行と少年法
あとがき
索引