民俗学 パブリック編みずから学び、実践する

加藤幸治/著

民俗学 パブリック編
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定価:2,310円(本体価格:2,100円)
各オンライン書店にて、この本を購入できます。

ポール・ラングランによる提唱は基本なれど
坂本龍一の一言にグッとくる
みんなの「生涯学習」を一緒に考えよう!

ムサビ学芸員課程「生涯学習概論」教科書。この科目はユネスコにはじまる歴史、日本におけるその法的な整備などに重きが置かれることが多い。しかし、それだけでは退屈な授業になってしまう!と奮起した加藤先生。民俗学者でありキュレーターである彼は、最初に〈わたし〉を見つめ記述することをススメる。次にそれを皆で共有し〈わたしたち〉の問題とする方法を具体的に提示。専門家だけでなく市民との協働による自学を探究。

1973年、静岡県浜松市生まれ。武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授、美術館・図書館副館長。和歌山県立紀伊風土記の丘学芸員(民俗担当)、東北学院大学文学部歴史学科教授(同大学博物館学芸員兼任)を経て、2019年より現職。博士(文学)。専門は民俗学、博物館学。

監修に武蔵野美術大学民俗資料室編『民具のデザイン図鑑―くらしの道具から読み解く造形の発想』(誠文堂新光社、2022年)。
近著に『民俗学 フォークロア編―過去と向き合い、表現する』(武蔵野美術大学出版局、2022年)、『民俗学 ヴァナキュラー編―人と出会い、問いを立てる』(同、2021年)、『津波とクジラとペンギンと―東日本大震災10年、牡鹿半島・鮎川の地域文化』(社会評論社、2021年)、『渋沢敬三とアチック・ミューゼアム―知の共鳴が創り上げた人文学の理想郷』(勉誠出版、2020年)、『文化遺産シェア時代―価値を深掘る〝ずらし〞の視角』(社会評論社、2018年)、『復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える〝くじらまち〞』(社会評論社、2017年)ほかがある。

MAU通信教育課程教科書
登録情報
著者加藤幸治
ISBNISBN978-4-86463-167-9 C3039
体裁A5判 232頁
刊行日2025年04月01日
ジャンル人文・社会・自然/芸術理論

目次

はじめに

 

I 〈わたし〉を世界から奪還する

インフォーマル求道

パブリック「人文道」

〈わたし〉の生活史

自分ヒストリー

課題1:わたしの「人文道」―人生の一作品で自己紹介―

 

II パブリック・フォークロア実践

文化財レスキュー

誰もがレスポンダー

復興キュレーション

ビルド・バック・ベターを目指して

課題2:民具コレクション活性化計画―新・生活改善運動―

 

III シチズンシップのための自学

LLLプラットフォーム

子どもワークショップ・プランニング

キュレーターズ・マインド覚醒

学ぶわたしのエージェンシー

課題3:わたしの「栄養成分表示」―自己形成の95%―

課題4:ミュージアムのコラボ企画―市民連携の企画書作成―

 

あとがき

各章を深める一冊、関連論文

関連書リンク

民俗学 フォークロア編 過去と向き合い、表現する

加藤幸治/著 / 定価:1,760円 (本体価格:1,600円)

民俗学 ヴァナキュラー編 人と出会い、問いを立てる

加藤幸治/著 / 定価:1,760円 (本体価格:1,600円)

アートマネージメントを学ぶ

新見 隆・伊東正伸・加藤義夫・金子伸二・山出淳也/著 / 定価:2,860円 (本体価格:2,600円)

くらしの造形 手のかたち・手のちから

神野善治/編 神野善治・小薮大輔・室山哲也・三橋光太郎/著 / 定価:2,420円 (本体価格:2,200円)

ミュージアムと生涯学習

神野善治/監修 / 定価:2,090円 (本体価格:1,900円)