絵画、音楽、文学、映画、舞台、デザイン等々、何かを伝えるために生み出された作品をきら星と呼んでみました。そんな作品が120個以上つまった『絵本とイラストレーション 見えることば 見えないことば』のお知らせです。先に凹山人が画像をアップしてくれてます。なのに、しつこいですがもう一回。これです。
「絵本」を構成する挿絵(イラストレーション)と、端的に切り詰められたことば(テキスト)。その要素が単なる足し算じゃなく、1+1が千にも万にもなるような、そんな表象のあり方について、さまざまな角度から問う本です。
収録画像は250。そのどれもが宝物みたいにきれいで懐かしく、ずっと眺めていると、喜びの声と悲しみの声がします。不思議な感覚です。それを著者はこんなふうに書いてます。
いつか「わかる」こともある。そこに生じる心の揺らぎ、これも表象の持つ力であり、有史以来人間が身体的記憶として受け継いできたものだ
揺らぎとか、曖昧なもの、零れ落ちるもの、奇妙でミステリアスで語り尽くせないもの、なのに懐かしくて忘れられないもの。
絵本だけじゃなく、好きな作品(きら星)はみんなそんなかんじだな、ってt:eehだけかね?
きら星が126個つまった『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』のカバーをドゥシャン・カーライさんのイラストが飾ります。表には『鏡の国のアリス』、裏返すと『不思議の国のアリス』のイラストレーションが載ってます。
じつは。カバーの折り返しにはちゃんと「3月うさぎ」のイラストも。書店で見かけたらぜひ手にとってお確かめくださいませ。
編集:t:eeh
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