『デザイン学』第8回竹尾賞受賞!

昨年10月に弊社より上梓いたしました
向井周太郎先生『デザイン学 思索のコンステレーション』が
第8回竹尾賞「デザイン書籍部門」優秀賞を受賞しました。
「ヴィジュアル・コミュニケーションのあり方を啓蒙する
内容の優れた書籍」に与えられる竹尾賞、
たいへんに光栄なことです。
著者である向井周太郎先生、デザインを担当された板東孝明先生、
さらに版元であるMAUPの三者に対して、
昨日、丸ビルの竹尾ペーパーショウ会場で表彰式が行われ、
竹尾社長より賞状と賞金が授与されました。

『デザイン学 思索のコンステレーション』は
向井先生の退任記念最終講義がもとになっています。
先生の思索の源(ことば)をたどり、そのことばがどのように
派生し、変容し、さらには今の暮らしに結びついてゆくのか・・・
企画から刊行まで7年をかけての御執筆でした。
企画段階ではハムコが担当させていただき、中盤から
向井先生の直弟子であるサカナ子が編集を担当。
ドクターコースでみっちりと学んだサカナ子、
巻末の人名・事項解説も担当し、泣きながら索引を作りました。
組版はオフィスナイスの清水恒平さん。
清水さんも向井先生の直弟子のおひとりです。
ただの文字組みではなく、扉にはいるコンステレーションの
配置まで、その煩雑な作業たるや・・・
もちろん、アートディレクションをなさった板東先生も
向井先生のお弟子さん。
こうして直弟子トリオの結集が、この書籍の完成度を高めた
ことは間違いありません。
刊行直後、サカナ子が某大学の研究職に栄転したため、
昨日の表彰式にはハムコが出席しました。

審査委員長の勝井三雄先生からパーティーのときに
「刊行まで7年かかったって、そりゃ当たり前だ。
向井さんの50年以上にわたる思索なんだから!
解説や索引までつけて丁寧に作られているしね。
とても読みやすいよ。身体(からだ)に入ってくるんだ」
と評してくださいました。涙・・・
[編集:ハムコ]

コメント