だれでもわーくしょっぷ

印刷製本の途上にある春の新刊、『造形ワークショップ入門』はおもしろい本になると思います。

我が社の自慢ですが、ワークショップの本は既に6冊。この7冊めになります。入門用としては、『ワークショップ実践研究』と、保育関係者に向けた小串里子先生の『みんなのアートワークショップ』と、美大生に向けた『造形ワークショップを支える』がありますが、今回の『造形ワークショップ入門』は造形の専門家以外のだれにでも読んでもらいたいという点を強調した入門書になっています。
筆者の杉山貴洋先生、川本雅子先生、田中千賀子先生がそれぞれのフィールドでつみあげた実践例がとても豊富に掲載され、ワークショップの現場にふれた経験が少ない人でもイメージが広がりそうな内容です。発想法から、企画書作り、報告書作りまで、参考例やチェック項目などがでていますから、実践中の人たちにも役立つ内容です。

美術教育の世界では、この10年あまりで、随分と造形ワークショップが広がってきました。他教科でも最近では「アクティブラーニング」とか言って参加型、交流型の教育方法が強調されていますから、そんな方向が広がるかも知れません。

〔ケロT取締役〕

コメント

  1. ハムコ より:

    このシリーズの装幀は、工藤強勝先生(デザイン実験室)です。
    わくわく感あふれる装幀が「だれでも」という気持ちを
    いっそうつよく押し出してくれるように思います!
    今回はカエルさんではなく、ライオンとお魚が表1です。

  2. ケロT取締役 より:

     今回も工藤先生の装丁デザインですね。両生類でないが残念ですが、本文の杉山先生の記事と併せて楽しめる表紙ですね。今後とも動物シリーズで続くのかな。楽しみです。