柳沢画廊;三嶋典東「COLOR WORKS」

今週の土曜日から、浦和の柳沢画廊
三嶋典東先生の個展「COLOR WORKS」がはじまる。
LINE STYLE』も、『線の稽古 線の仕事』も、
「ラインマン」として徹底的にモノクロ、線の表現が
主体になっているが、今回の個展は
イラストレーター三嶋典東の本領発揮、フルカラー。
『月刊都響』の表紙を飾った原画32点がならぶという。
(限定版の図録もあるとのこと!)

典東先生は、ムサビ専任教員となった2005年、御自身の
専門分野を「オールラウンドイラストレーション」と
書かれた(『武蔵野美術大学 専任教員プロフィール集』
2006年)
その誌面に『フラワーデザイナー』の表紙を
「カラーペーパーをカット&コラージュする〈色彩〉表現」
として掲載され、あまりの綺麗さにうっとりした。
それ以前に、片岡義男や、バロウズの表紙で、
とっくに三嶋典東と出会っていたのに、
同一人物であることには、なかなか気づかなかった。

「オールラウンドイラストレーション」とは、
妙な言い方をするなぁ、と最初は思ったけれども、
じつはその後に〈実作と研究〉という言葉がさらに
加わるのであった。

「オールラウンドイラストレーション〈実作と研究〉」
いまこの文言をみると、三嶋典東の人生そのものだったと
あらためてかんじている。
[編集:ハムコ]

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