昨日3月23日の19時半より、ジュンク堂池袋店で
深澤直人先生と板東孝明先生の
『ホスピタルギャラリー』刊行記念
トークセッションが開催されました。
おかげさまで満員。
会場は、ほぼ左半分が卒業生はじめ若い方々、
右半分はダークスーツ姿が多く、男女比は半々。
幅広いファン層をうかがわせる会場風景でした。
御参集の皆様、まことにありがとうございました。
無口で小柄な深澤先生、大柄で饒舌な板東先生、
まったく正反対に見えるおふたりが、
2年生の必修科目「形態論」を担当されて、
そこに齟齬はなかったのか知らん。。。
最初の頃、おふたりの作品評価は正反対なことも
あったようだが、「わごむ」の課題で
板東先生が思わず「わかった!」とつぶやいた瞬間から
評価が分かれることはなかったという。
「どうして徳島大学病院の仕事を引き受けられた
のですか?」と板東先生が聞くと、
「だって断れないじゃない」と爆笑する深澤先生が
その後「僕しかできないと思ったし」と仰った。
子ども時代に軀が弱く、入院することもあったという
深澤先生が「食堂でね、みんながカレーを食べている。
自分も食べたいんだけど、病気だから食べちゃダメ。
入院すると、ごく普通のこと、当たり前のことが
ができなくなるんだよね」。
ここから「病院に〈日常〉を持ち込む」という
コンセプトが生まれ、ホスピタルギャラリーbeへと
結実してゆくのでした。
[編集:ハムコ]
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