週末の東京は、曇天と雨。それでも桜散歩にでた。
お鷹の道から武蔵国分寺公園へ。
あっちに桜、こっちにも桜が・・・と追いかけていたら、
都立多摩図書館の前に出た。そうだった、1月末にオープン。
雑誌と子ども向けの図書が専門で、もちろん業界紙まで
揃っている「使える」図書館なのだが、
ムサビのゆったりした図書館に慣れているせいか、
什器のせいなのか、とても狭く感じる。
しかし、つぎからつぎへと知らない雑誌を手にするのは
とても楽しい。散歩の途中に立ち寄るには、
絶好のロケーションだ。
と、満足して帰宅してから「しまった!」
どうして『詩とメルヘン』のバックナンバーを見て
こなかったんだよぅ。
先日、スズキコージさんの『ドームがたり』を読んで、
思い出した『詩とメルヘン』。
赤塚不二夫を筆頭にマンガ一辺倒だった子ども時代、
1973年創刊、やなせたかし編集の『詩とメルヘン』は
衝撃だった。
イラストレーションなる世界を初めて知ったのだ。
イラストばかりでなく、沢渡朔のアリスの写真もあれば、
寺山修司の短歌もあった。
スズキコージの隙間ない描法には特にしびれて、
どのような画材を使えばああなるのか、
ミクストメディアへの挑戦が始まった・・・
(もちろん当時はミクストメディアなんて知らなかった)
という思い出の詰まった雑誌を
こんどは朝から見に行こう。
[編集:ハムコ]
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