きたるべき…

きたるべき、というか、来ているはずの春がなかなか実感できない毎日です。今日も気温10度に達せず。
冷たい雨の中、鷹の台にある武蔵野美術大学美術館・図書館へ行ってきました。

美術館・図書館は、美術関連の資料、図録、書籍の充実は当然のこと、雑誌のバックナンバーもとても充実しています。
探していたのは京都服飾文化研究財団発行の『Dresstudy』35号(1999年春号)で、空間デザイン学科の津村耕佑先生のインタヴュー記事「来るべき未来のマザー」(くるべき、じゃなくて、きたるべき、と読んでください)が掲載されています。
1998年に発表、2000年の第7回ヴェネツィアビエンナーレ建築展の日本館にも展示された「MOTHER」についての取材記事です。

「MOTHER」はいわゆるママコート、お母さんが赤ちゃんを抱っこしたときのウェアなんですが、t:eehはこの作品を初めて見たとき、すごく素敵だなと思ったわけです。
(『Fashion 多面体としてのファッション』31ページにも写真が載っています)

「MOTHER」を作ったときのテーマ、意図、背景をクリアに理解するためにどうしても読みたいと思い、リサーチの結果、国立国会図書館と武蔵野美術大学美術館・図書館にバックナンバーがそろっていることを確認。急遽の鷹の台行きとなったわけです。

桜の頃の美術館・図書館は前庭の桜並木がガラスの壁に写り込んで絶品よ、と聞いてました。

雨で桜も散り加減でしたが、しっとりと華やかでいい感じでした。なのに!!
写真では、そのいい雰囲気がまったく写っていない。いや、写せていないのか。残念である。

編集:t:eeh

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