今年の秋に刊行を予定している企画本の最後の原稿が6月末に届きました。
詳細は今月末あたりにお伝えできますが、芸術文化学科・高島直之先生の本で、最後に届いた岡本太郎論を読み、手応えを感じております。期待して待っていてほしいです。
原稿が出そろい、図書館に籠って掲載図版を探し、レイアウトが固まり本の容貌が定まってくるこの時期は、本作りで一番スリリングで楽しい時期とも言えます。
で、岡本太郎の話題から、じつはハムコの家に岡本太郎の「手の椅子」があるはずだった、という話になりました。
話をものすごくはしょりますが、ハムコの父上が岡本太郎に「娘が太陽の塔の文鎮を気に入り、枕元に置いて寝ている」と伝えたところ、すごく喜んで「手の椅子をお嬢さんに差し上げたいから何色が欲しいか聞いて」と言っただそうです。岡本太郎が。
しかし、お母様が「いやん、そんな椅子」と反対し、結局、手の椅子はハムコの家にやってこなかったと。「えーっ。いまお家にあったら、それお宝だよ。なんでないのよ」と思わず叫んじゃいました。
明日、高島先生に企画本のレイアウトを見ていただくために鷹の台へ行くのですが、雨止んでいてほしいものです。いま窓の外では激しい雨がザンザン降りです。
編集:t:eeh
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