宇宙ヨット「イカロス」が帆の展開に成功!というニュースが届いたのは、はやぶさが長い旅から帰還するほんのちょっと前だった気がします。
暗黒に極薄の膜を広げてキラキラ輝く姿は優雅でもあり、孤独でもあり。ゆっくり旋回するイカロスの姿を眺めつつ、この映像を送ってくれているカメラの存在を強く感じたものでした。
で、それがなぜ石元さんと関係あるの、という話です。関係はないです。イカロスの優雅な姿を眺め、t:eehが石元さんの写真を思い浮かべたという話です。
いや、だってね。
石元さんの写真の黒の深さがただごとではなく、帯にもあるように、black-blackness-darkness—(これは、カメラの詩人といわれたマイナー・ホワイトの引用です)。こんなに誇り高い黒は、そうそう出会えるものではないわ、と思ったわけです。
ところで、5月29日に行われた刊行記念トークイベントをホームページにアップしましたので、こちらもぜひご覧ください。
『石元泰博ー写真という思考』刊行記念トークイベント記録
いま青山ブックセンター本店では「本と重なるとき FASHION AS ART PROJECT」を開催中。こちらもぜひご覧ください。ずっちの紹介にもありますが、すごく盛り沢山で面白いです。
編集:t:eeh
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