ムサビの夏、出版局の夏

ムサビは前期の授業が先週で終わり、今週来週と補講やら試験やらがあるものの学生は完全に夏休みモード突入の時期。その通学生のいない時期(今年は今月26日から)に鷹の台キャンパスで、およそひと月に渡って行われるのが、通信教育課程の夏期スクーリングです。毎年、全国から大勢の学生さんが集まり、連日熱い授業が行われます。限られた期間、それもそれぞれが何とか都合をつけて参加しているからか、通信の学生さんは通学生よりも確実に熱気に溢れている感じを受けます。

で、この期間、普段吉祥寺にある研究室や事務室も丸ごと(文字通り、人も機材も一式丸ごとです)鷹の台に移動するのですが、その引っ越しが今日明日で行われるようで、今日は朝からアルバイトさんが大勢、黙々とトラックに荷物を積み込む姿が見られました。

つまり、ひと月あまり、吉祥寺校舎はからっぽになるわけですが、その吉祥寺校舎内の片隅にある出版局はというと、そのまま残留です。そう、夏は出版局が吉祥寺校舎を独り占めできるわけなのです。普段、肩身の狭い思いをしている分(実際はそんなにしてませんけど)、夏は思う存分あっちの部屋やこっちの部屋(施錠されてるから使えないんです……)、あれやこれ何でも使いたい放題なのです。ガハハハハ。

でも、ほんとのところを言うと、静かすぎるんですよね。寂しい感じ。それにここ数年は決まって工事が入るから、逆にうるさすぎる時期もあるし。
「人がいまーす! 誰もいないわけではありませーん!! もう少し静かにしてくださーい!」などと叫んでみても、むなしくかき消される有様。
静かすぎるか、うるさすぎる。
環境という面ではとっても極端なんですよ、出版局の夏は。

しかし、今年の梅雨は全国で大雨の被害が出たり、東京でも熱帯のスコールのような降り方しかしなかったりで、どうも様子がおかしい。静かすぎてもうるさすぎてもいいから、早く梅雨明けして夏になってくれ、と思う今日この頃です。

(編集:凹山人)

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