十年一日

差し迫って、進行をやきもきする案件ひとつ。
編集:t:eehに、いまある状況をがんがん周りに話してもらって、著者対応、今目の前の課題の時間短縮のノウハウ……担当だから云々でなくて、とにかく総力戦で納期をクリアしなければという、この頃。
その話の流れで、「あのときは◯◯だったよね〜」話にして、今の課題を笑いとばそうとするのだけれど、「あの時」の数々をかなり忘れていることに気づく。

例えば、2009年の5月、『武蔵野美術大学のあゆみ(武蔵野美術大学80周年記念誌)』の編集・制作を進めていた。10月の式典に絶対に間にあわさなければならない!と ふんばっていたはず。10年前のことなのに、かなりもう忘れている。式典当日に、式典会場に記念誌を納品してもらって、駐車場からの経路を関係各位に確認し、梱包をせっせと運んだことは一生忘れないだろうけれど。

それから、ずっと『武蔵野美術大学のあゆみ』を2年に1度増刷して、毎年新入生の保護者の方へ送付するための手配をしている。十年一日というのは、こういうこと。そんな中で、やってしまった初めてのミス。でも、ミスを挽回できる状況があることに胸をなでおろす。ただ、ほんとうに、発注ミスしないように、はりつめてやってきたんだけどなあ。

でもたぶん、もう限界なんだとも思う2019年5月の終わり。5月も終わるけれど、カビゴンではないが、5月病なのかなあ。

[制作:呑猫]

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