十時啓悦著『日々の器 悠久の漆』印刷のこと

十時啓悦先生の『日々の器 悠久の漆』が先週末納品されたことは、営業ZUCCHIのブログですでに報告済みですが、制作の立場で、この新刊の話題をふたたび。

装幀は、2009年10月刊行の『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』以来、お世話になっている寺井恵司さん。「そんなにお高い用紙は使えませ〜ん」という内情をわかってくださっていて、今回もしぶいチョイスです。
カバーと帯で質感を変えたいとのことで、帯でも4色刷、加工ありとまず第一報。これはMAUP規定的としては、オーバーしているのですが、カバーをキロ単価の用紙を選び、トータルでバランスをとっていただいています。
記しますと、
カバー:ユーライト 四六/T<135> グロスPP加工
帯:ヴァンヌーボVG スノーホワイト 四六/Y<130> グロスニス加工

ゆがんだ写真になってしまいましたが、ピカピカとしっとり感が伝わるでしょうか。
カバーと帯をはずした表紙も素敵なんです。
表紙:NTラシャ スノーホワイト 四六/Y<170>  スミ+特色<銀> マットニス加工

箔のゆらめきを感じていただけたでしょうか。

amazonで予約できますので、ぜひどうぞ!
手元に置いておきたい1冊に仕上がっております。

[制作:呑猫]

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