開発すすむ都市の片隅で

ハムコが勝手なことを書いていますが、私もただ右から左、左から右と紙の山を移動していたわけではありません。ご覧下さい! 旧市街のこの変わり様を! 

開発前


開発後


あんまりわからないかな? これでもだいぶ変わったと、出版局内では評判なんですよ。あとはどれだけ維持できるかが問題ですな。

で、旧市街再開発のネタはこれくらいにして、別の話。旧市街再開発中のこと、後ろの席でハムコが「ひゃーっ!」とか何とか、変な声を上げました。何事かと見ると、壁に蜂なのかアブなのかわかりませんが、そこそこ大きい虫がとまっています。
あー、ハムコは虫には弱いもんねぇ、と始末してあげようと近づくと何だか様子が変。壁の溝に頭を突っ込んでじっとしている様子。そんなところに旨い餌でもあるのかしら? いやいや、どうも頭が挟まって身動きがとれなくなっている感じ。んーまさかねぇ、と思いながらレスキュー作業に取りかかると、確かに挟まってる!  

く、くるしそう

アホかお前は……。でも個人的には、意識があって身動きがとれないという状況は本当に恐怖。事故などで何時間も生き埋めになっていたとか、身体の一部がはさまったままだったというような話を聞きますが、想像するだけで寒気がします。確か西遊記の悟空が三蔵法師に助けてもらうまでそんな状態でいたはずで、子どもの頃そのシーンを漫画か何かで見た時に「これはたまらん」と思った記憶があります。お前も苦しかったろう、と思わず感情移入。

とにかく、無事に捕獲成功。が、この虫君かなり衰弱しているらしく(どれだけの時間はさまっていたのだろうか)、外に放してやってもよたよたと地面を歩くばかり。大丈夫かなぁ、としばらく見ているとようやく飛び立って行きました。頼りないその姿を見て虫君の行く先に不安を感じつつ、自分はこんな目には絶対に遭いたくないと思ったのでした。そうそう、遭わないか……。
(編集:凹山人)

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