巻末のかけひき

編集:t:eehが担当している高島直之先生著『イメージか モノか 日本現代美術のアポリア』の組版が連日おおづめ。
連日っていうところが、ミソですよね。

A5判に判型を決めたなら、用紙の取り都合で32の倍数でページ数を確定したい。本文量などから256ページでいこう!と進んでいくのですが。
本文が最後に終わるのが○ページ、256ページまで残り○ページ、本文のあとに「あとがき」「協力者一覧」「初出一覧」「プロフィール」「奥付」、あわよくば「広告」とフォーマットに左右されにくい巻末の残りのページで、うまい具合にめざす区切りのよいページにするために、連日ジタバタしていたのでした。

今回は、残り○ページが多くなり、それならば、次の区切りで32の半分の16ページマイナスで240ページにしようか……でもそれにはおさまりにくいし、束見本をつくらないければならない(256ページならば、同じ用紙・斤量で刊行しているタイトルがあるので束見本作成の必要はナシ)。
昨日は各章の扉の裏を<白>にすることで、劇的に問題解決になったのですが、今日は図版の修正からページがどんどんおくられて、結局、いつものパターンの巻末のかけひき。
夕方というくらいの時間に、ことをおさめた次第。

残念ながら、広告スペースはなくなってしまったけれど、とにもかくにも256ページで確定!
ちなみに、入れたかった広告は、高島先生の著書『芸術の不可能性 瀧口修造 中井正一 岡本太郎 針生一郎 中平卓馬』。この場をかりて、ささやかにアピール!

[制作:呑猫]

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