今日の東京地方、朝から曇り空で時折激しい雨が降っています。西日本では豪雨による災害の発生が心配されていますが、関東もこの週末にかけて警戒が必要なようです。暑さがひと休みなのは嬉しいですが、大きな被害などが出ないことを願います。
そんな中、以前ご紹介した川口起美雄先生の退任記念展と同時期にムサビ美術館で開催される版画関連の展覧会をご紹介。
「ART-BOOK: 絵画性と複製性――MAU M&L貴重書コレクション × Lubokの試み」
会期:2021年9月6日(月)-2021年10月2日(土)
2021年10月18日(月)-2021年11月13日(土)
時間:10:00-18:00(土曜日・特別開館日は17:00閉館)
休館日:日曜・祝日
※9月20日(月・祝)・23日(木・祝)・10月31日(日)は特別開館日
入館料:無料
会場:武蔵野美術大学 美術館展示室1・2
「本展では、書物における版画に焦点を当て、当館の貴重書コレクションを体系的に展観するとともに、現代の版表現の可能性を拡張するライプツィヒの出版社ルボーク・フェアラーグ(Lubok Verlag)の活動を紹介し、書物における「絵画性」の在りかを版画というメディウムの技術的、表現的側面から紐解きます。」美術館webサイトより
MAUP刊行の『新版 版画』の著者の一人でもある高浜利也先生監修による、版画の過去・現在を通して未来を探る展覧会。ムサビが誇る貴重書のコレクションから様々な版画技法による挿絵の数々を観覧できる第一部と、版画によるアートブックの刊行などを行い現代版画の可能性を追求しているドイツ・ライプツィヒの出版社ルボーク・フェアラーグの活動を紹介する第二部による二部構成。高浜先生によると、第二部では空間全体を版画のイメージで構成したインスタレーションなどもあるようで、書物から大きな空間表現まで幅広い版画の魅力が堪能できる展覧会になりそうです。その他詳細は、美術館webサイトをご覧ください。
美術館webサイト → こちら
ご存じの方も多いとは思いますが、ムサビ所蔵の貴重書や図譜に興味をお持ちの方にはこちらのアプリもお薦めです。
MAU M&L 博物図譜 → こちら
(編集:凹山人)
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