朝から社内をウロウロするハムコ。
早ければ9時20分頃には納品の車が来るはず。
なのに、もう11時近い。遅い。なぜ遅い。
1つずつくるのか、、、2つ一緒か、別々ならばどっちが先か!?
しょーもないことを考えていると、お昼前に2冊一緒に到着!
まずはページ数の多い『ぺらぺらの彫刻』を呑猫が1ページずつ検品。
いつもながら、それをやや離れて見守るハムコ。
(自分では、なんだか怖くてすぐにさわれないのっ)
「はい、綺麗にできました!」
その一声で、恐る恐る、本を手に取る。
本文用紙をかなり厚手にしたので(それは束見本でわかっているけれど)
ふむふむ、文章を読みつつ、図版を見つつ、ページを繰ってみると煩くはないぞ。
その間、呑猫は『民俗学 ヴァナキュラー編』を検品。
「はい、これもきちんとできました!」
やれやれ、盆と正月が一緒にきたようなものだ(?)
『民俗学 ヴァナキュラー編』には、1点だけ彫刻の写真を掲載した。
高橋英吉の「海の三部作」のうちの1つを掲載するにあたって、躊躇することなく「漁夫像」を選んだハムコ。
あとになって加藤先生に「あの作品、めったに使われないんだけど、いいですね。よく選びましたね。」と言われ、げげげ(汗
確かに、、、芸大での展示のパンフ表紙は「潮音」、田中修二先生の『近代日本彫刻史』では「黒潮閑日」が掲載されている。
1つ選ぶなら「漁夫像」に決まってるでしょ、と思っているのはハムコだけなのか?!
彫刻を見る眼は、『ぺらぺらの彫刻』でかなり鍛えられたはずなんだけど。
おととい11月3日、震災から10年経って復活した石巻市博物館。
もちろん、高橋英吉の展示室がある。
早速、見てこられた加藤先生から「漁夫像はやっぱりサイコーだった」というメールをいただいた。
これで、いいのだ!
『ぺらぺらの彫刻』『民俗学 ヴァナキュラー編』は11月20日発売です。
ぜひ、本屋さんでお手にとってご覧くださいませ。
(編集:ハムコ)
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