夏のなごりのヒース

朝起きたら、あららなんだか秋の風。
そうか夏もそろそろ終わりか…。
秋から冬にかけての仕事漬けの日々の足音がすぐそこに。束の間の夏休みでしたね。
というわけで夏の置きみやげです。

夏とは思えないこのどんより感。イギリスとかアイルランドのヒースのようですが、これは日本。月見の名所(らしい)です。
横倒しになっているのはススキ。風がどんだけ強いんだか。
岩山のせいか風が強いせいか、奥に見える小高い岩のあたりにほんの少し樹がみえるものの、辺り一面ススキの原。
視界360°開けて遮る物はなにもなし。
しかも人工の明かり近辺に一切なし。
そりゃ秋になって背丈ほどもある一面のススキの原に月が昇れば、それは素晴らしいよね。夜ここに登ってこられればね。
ものすごく急な山道を、
車がすれ違うのもやっとという狭い山道を、外灯一つなく
猪も出ようか(わかんないけど)という真っ暗な山道を車で一時間近く走って登って来られればね。
ここに昇る月を見た人はいるのだろうか? そういえばすぐ下に小さなキャンプ場があった。そうかキャンプすれば絶景(と思われます)の月が見られるのか。アウトドア、苦手かも。
少なくとも私にとっては見果てぬ月夜です。
夏の名残のバラならぬ、夏の名残のヒースの話。

編集:t:eeh

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