烏兎匆匆

先日、決定した重政啓治先生の作品集のタイトルです。
編集:ハムコの提案に、快諾をいただいたのですが、
今、先生の作品と向き合っていると、ほんとうにそうだなあと思うのです。

夏から、そろりそろりと組版を始めて、リストっぽいページを作り込んでいるのですが、
データが一致しないことがあって、お問い合わせをすると、困ったご様子たびたび。
リアルタイムで新しい作品に向かわれている先生にとっては、
過ぎ去った日々はあっという間だったし、記録はその後だったのだろうなあと。

私自身、今日、こんなにも2014年のことを忘れているとは! という出来事がありました。
増刷の修正赤字を、編集:凹山人から受け取ったひとこま。
2014年初版『美術教育資料研究』の赤字で、「あの時、作字してもらったけれど」「あの時、数ページにわたる表組をおさまりよく組版してもらったけれど」と、という何箇所かに赤字が入って断りを聞くものの、覚えていない〜。
記憶の残像にあるのは、あの年、初めて400ページ超えの書籍が2タイトル(『美術教育資料研究』『美術教育の題材開発』[改定版『美術の授業のつくりかた』のため品切])あって、うわ〜、400ページって、1タイトルつくる体力では足りないな〜と自覚したことだけ。年末から年度末にかけて、モクモクと働いたなあということだけ。

懐かしく、2014年をプレイバックしてみたら! 
なんと、同時期に4色刷2タイトルもつくっていたのでした(『パッケージデザインを学ぶ』『絵本とイラストレーション』)。
この年はさらに!さらに!
またたくの間だったなあ。

ちなみに本webでは、年ごとの刊行物をサクッと閲覧できます。
ヘッダー付近の「刊行一覧」をクリックしていただくと、
年度別というくくりがあるので、調べたい年を選んでみてください。
書影がズラッと出てきます(品切のタイトルは表示されません。あしからず)。
大バナーの下「書籍はこちら」をクリックしても、
刊行一覧のページにたどりつけます。
どうぞご活用くださいませ。

(制作;呑猫)

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