12月1日と2日は、朝の9時に北朝霞駅に集合。
集合したのは、写真家の小林のりお先生と、デザイナーの中新（なか・あらた）さんとハムコ。
東京印書館の営業マンが迎えに来てくださる。
車で約10分ほどで、本社ビルとは少し離れたところにある工場に到着。
工場に隣接した小さな建物の2階の待合室で、写真家・デザイナー・編集者が待機していると
「カバーができました」と呼び出し。急な階段を降りて、事務室を通って、印刷機のすぐそばへ。
す・ん・ば・ら・シぃー！
テスト印刷の段階で、プリンティングディレクター高柳さんと時間をかけて打ち合わせをしているので、本番で新たな「注文」はほとんどナシ。
それでも1台ずつ調整があるので、毎回30〜40分の待機があるのでした。
お昼休み、この道40数年の高柳さんに「今までで、いちばん難しかったお仕事はなんですか？」と聞いてみました。
すると、少し考えてから「それは、コミュニケーションがとれないお客様ですね」というお答え。
どんな仕上がりにしたいのか、どんなイメージを持っているのか、その考えを聞かないことには、決してうまくいかない・・・写真集の基盤はコミュニケーションにあり。
高柳さんは、印刷愛の塊（魂という字をあてたいぐらい）
ゆえに、印刷を語るとまことに饒舌、愛が溢れ出します。
そうした「熱」が工場全体をつつんでいるようで、その「熱」に酔った2日間でした。
小林のりお先生『Cluster of Dreams』は、定価4400円、来年1月末に発売です。
（編集：ハムコ）
コメント