ぷるぷるでギザギザの鉄

だいぶ前の話。10月の終わりに、彫刻家、青木野枝さんの市原湖畔美術館の個展へ。
(青木野枝さんは武蔵美の客員教授でもいらっしゃいます。)

鉄を考えるワークショップに参加しました。
近所の鉄工所跡を訪ねた後で、青木作品の切れ端を使って、
作家に教えてもらいながらつくる(贅沢)。

溶けて柔らかくなった鉄はぷるぷる、いちごかオレンジのゼリーのよう。
しかし一瞬で冷え固まる溶断後の断面はギザギザ、時に鋭利で攻撃的。
鉄という素材の急激な変化を目の当たりにでき、とても面白かった。
溶断溶接できる心強い友たちにアドバイスをもらいつつ、猫の水飲み用台が完成。
ちょっと濡れたら一瞬で錆びたことにまた鉄を実感してから、
たまにオリーブオイルを塗り、2匹の猫が愛用しています。

市原での青木作品は、美術館の展示室を突き抜けて、軽やかにぐんぐん伸びていくようで素晴らしかった。
余分なものが極力排された空間にある青木彫刻は、風を呼び込むよう。
市原湖畔美術館で1/14まで。
https://lsm-ichihara.jp/exhibition/

そしてgallery21yo-jでも青木野枝展開催中。こちらは12/24まで。
市原の空間も素晴らしかったですが、こちらも楽しみです。
http://gallery21yo-j.com/

編集 ナジオ

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