展覧会:留守 玲 Cut’ SPCC変容速度の自律

現在、『わからない彫刻 みる編』の著者のお一人であるタマビの留守玲先生の個展が開催されています。

「留守 玲 Cut’ SPCC変容速度の自律」

会期:2024年9月24日(火) ー 10月4日(金) 
   ※会期中無休
時間:11:00 ‐ 18:00
会場:壺中居 3階ホール
   東京都中央区日本橋3-8-5

作家在廊日:9月27日(金)、28日(土)、10月3日(木)、4日(金)

「台とその上のこと」留守 玲
熔接することが私のあたり前となり、

美しい熔融現象の発見にも、今は平静な心持ちです。

自分の常など何でもないと思いながら

鉄を触ってみたら、均質な工業資材の

湾曲、潰れ、伸び、ちぎれといった、

熔融以外の状態変化に情が働く様になりました。

刹那と劫をかき混ぜ、その攪拌速度を捉えようとすると、

私の場合、素材への体当たりが生じます。

僅かな自由を獲得することが出来た様な気がしました。

手にした鋼材の、どの段階の変容にも目が向きます。
この目線に引っ張られ、戯れながら、
台とその上に置くものを作りました。

作品と作品との往来、

上下左右への視点の往還を繰り返しながら関係性を観察し、

鋼材の事象と変容をどこに据えるかを探っています。
(ギャラリーwebサイトより)

ギャラリーwebサイト → こちら

だいぶ過ごしやすい気候になってきました。
良い日和に、是非、お出かけください。

(編集:凹山人)

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