暑中なり。

夏らしいからっとした風が吹いてます。これなら暑くても平気。

昨日、テキストの打ち合わせがあり鷹の台キャンパスへ。行きのバスの冷房で膝が痛くなったので、帰りは玉川上水沿いの遊歩道を20分ほど歩きました。

夏の夕暮れです。白粉花の匂いがしました。近くに空き地と農地と屋敷林が広がるのどかな場所に住んでいた頃、白粉花の匂いの中を帰宅するのが夏の常でした。ことに夜は強く匂うのです。

やはり同じ頃。葉桜の季節の雨上がりの湿った夜、桜の木の下で深呼吸したら桜餅の匂いがしました。桜餅といっても道明寺です。その瞬間t:eehは思ったのでした。

私の後ろに桜餅食べてる人が立っているっ。怖い、と。

怖いのはおまえじゃ、と今なら言えますが、その時は、えっおばけ? 桜餅食べてるおばけ?と一瞬固まってました。

桜の木の匂いで、まず桜餅を連想するというのが情けない。


打ち合わせから戻って美大通りで見上げた月です。13夜かなと思ったのですが、月齢を調べると10日の月でした。夜の7時前。夏の夜の始まりの空です。

編集:t:eeh

コメント

  1. maup より:

    人の気配がしたのかしら。
    桜餅おばけ、楽しいです。
    (営業ずっち☆)

  2. t:eeh より:

    そうなの。人の気配がしたからそう思ったんじゃないかと。でないと変だもん。そういわれれば京都の円山公園にある有名なしだれ桜は「いる」という佇まいだし。あのときは本気で固まりましたが貴重な瞬間だったと思ってます。思い返すとばかばかしいながらも楽しいです。