めくるめく

20歳の時に社会人デビューしたわたし。「若いのに(仕事)頑張るね」といわれたのは昔のはなし。

あの当時は、日本中仕事があふれていて、やれどもやれども…。1つの失敗をクヨクヨしている間もなく、次々とどうしようもないほど仕事があったっけ。あの時も、そんな時代が過ぎても、先達にいわれたのは「その仕事のコストと時間配分を考えろ」「校正で原稿整理をするな」「人に仕事を上手に頼めるのも仕事のうち」などなど。どんなに下っ端でも、社内でも依頼・請けおいはあるわけで、(当時若かったわたしに)口をすっぱくして、何人もの人がいってくれていたのだと思います。前置きが長いのですが、ジャーン。

昨年末から携わっていた、武蔵野美術大学通信教育課程の「学習指導書」73タイトルが祝・納品!(会議室を占領して広げて作業すると、こんな状態)

二度手間はもってのほかと身にしみついているので、①検品(ちゃんと頁が通してあっているかの確認。それはもう、頁をめくるめくって…)、②請求明細のための白頁数の確認、③通信事務部へ見本をわかりやすく順番通りに簡易梱包、を1度に行おうとしたら、これはざっと4時間!と見通しをたてて。……も、うまくはいかず、4時間30分経過したところで、凹山人にSOS。「今、つまっている? ちょっと手をかして! ちょっとといっても20分はかかると思うけど」と無理矢理に懇願して、仕事仕上げの簡易梱包に引き込む。16時10分に内線で、通信事務部の担当者に「これから箱につめて、見本5部づつお届けします〜!」と予告しながら、通信事務部の退社定時17時ギリギリにお届け(といっても同じ建物の2階から1階へ)。

まあ、四半世紀いろんなことに注意をはらってやってもパーフェクトは、なかなかないってことですね。仕事のやりかたに正解はないし、会社員となれば「独自ルール」が一番大事、なのだとはわかってはいますが。

本日、祝・納品!になった「新しい生活指導と進路指導」「教育通義」のお世話になった方々への懺悔は後日……。「これから出る本」をwebのtopicsにアップしましたので、ご覧ください。

 

【制作:呑猫】

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