『保田龍門・保田春彦往復書簡 1958-1965』束見本

構想から何年たっていることやら・・・反省しつつ、

ようやくこの大著が秋に刊行されることになりました!

「束見本(つかみほん)」とは、

書籍の「ボリューム模型」のようなもので、

実際の資材で、中身の印刷はない状態で作ります。

A4判、糸かがり、512頁。どーん。

 

下にあるのは特装本のパンフレット。

(今回は、特装本と市販本の2種類を発売します)

思ったほど重くないわぁ(これなら読める!)

測ってみると1703グラム。うふふ。

図書印刷の担当者○谷さんが、2冊も抱えて来てくれた。

(いつも重い物をありがとう)

まずは安心したものの、見返しの特殊な用紙が

少し薄すぎるらしい。困った。

斤量(紙の厚み)の種類がない特殊な用紙なので、

どうしたものか。

この用紙が変更になると、箱も微妙に変わってしまう。

すこしできた(完成に近づいた)と思うと、

なにか不具合がでてくる。どうしてなかなかできない。

午後、アートディレクション担当の

白井敬尚先生のところに相談に行きます。

本は、できあがるまでに実にいろいろな人の手と知恵が

少しずつ少しずつ加えられ、また削られてゆく。

[編集:ハムコ]

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