武蔵野美術大学出版局

いぬ・ねこ・かえる

商売繁盛で笹もってこい

お正月からこっち、1月7日に松がとれ、七草粥、鏡開き、そして本日、十日戎です。関西では「えべっさん」と呼ばれ、そりゃもう大騒ぎです。子どもの頃の記憶なので曖昧ですが、神社界隈に市が立ち、古い笹飾りを奉納し、新しい笹飾りを買うのですが、前年より大きいのでなくちゃという縁起を担ぎます。人出はすごいし、あっちでもこっちでも「商売繁盛で笹もってこい」という謡のような大声が飛び交うし。こちらで言う酉の市みたいなもの?(酉の市は行ったことないのでよくわからない)。いよいよ正月気分から抜け出て、商売に励めよという号砲みたいなもんですね。もちろんだとも。抱えている教科書はもちろんのこと企画ものが、いよいよ地響...
日常の業務

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。年末年始は閉じこもって原稿書きです。編集スタッフからは制作するよう取り締まられ役とよばれています。なんとか松の内に間に合いました。ちょうど最後の原稿にいれた挿絵です。お正月っぽいので、掲載します。用紙事情が悪い1944年刷の国民学校初等科の修身教科書『ヨイコドモ』の一節です。衛星画像と浮世絵的誇張表現の間を行く不思議な図像が、なんとなく不安定感を誘います。人間おごってはいけません。お正月の教訓にしたいです。ことしもこつこつがんばりましょう。そんなわけで、ことしもよい本が出せますように。今年もよい企画がそろっています。著者の皆様、編集者の皆様どうかがんばってくださ...
いぬ・ねこ・かえる

遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます

あけましておめでとうございます。年末年始、皆さまはいかがお過ごしでしたか?「主婦に休みはない」「ずっと原稿を書いておった!」などなど、ムッとしたお声も聞こえてまいりますが・・・年末、ある研究者と話をしていて、その舞台は19世紀末から20世紀初頭のアメリカ。「ローラ・インガルス・ワイルダーって知ってる? え?知らないの? この時代やるなら必読書でしょ」と思わず言ってしまった。若い研究者に無責任なことを言ってしまったのかも、と反省して、小学生時代の愛読書『大きな森の小さな家』を引っぱりだしてきたら、もう止まらない止まらない。40数年ぶりにひらいても、福音館の函入りハードカバーは、スピン(しおり)の...
日常の業務

武蔵野美術大学出版局/年末年始休業のお知らせ[12/29〜1/4]

本日12/28は、MAUPの仕事納めの日です。今年は「ムサシノ出版」から名称をかえ、「武蔵野美術大学出版局」として、十五周年の記念の年でした。全国各地の書店で充実したフェアを開催できましたことは、皆様のご支援の賜物と感謝しております。最近の大きなニュースとしては、2015年10月に刊行した、『日本画と材料 近代に創られた伝統』に掲載した研究内容が評価され、著者の荒井経先生が「第28回倫雅美術奨励賞(美術評論部門)」(公益信託倫雅美術奨励基金主催)受賞されたことです。その様子は凹山人のブログで紹介しています!またそれ以外でも、美術書出版会としてのアートブックフェア、大学出版部協会として様々なジャ...
日常の業務

ミラクルな納品

「株式会社武蔵野美術大学出版局」と改称して15周年記念になる今年。たくさんの書店で、関連のフェアをしていただきました。ありがとうございました。15年といえば、自ら課しているミッションに手をつけないと、本当に大変なことになる! と秋口からつくってきたのが「制作一覧」記録。データベースはないし、その場かぎりの一覧表をつくっていては、いつまでたっても、あのファイルをみて、このファイルをみて確認することになる……。そんなわけでフォーマットをつくって、一目瞭然の「台帳」づくりに、やっと取り組み始めました。まずは「年別 制作物・発注一覧」。2015年から始めて過去へ過去へ。なんとか今年中に2009年までは...
ひとりごと

仏様のおかげです

諸々待ったなしのギリギリ進行で、テンパり気味な年の瀬ですが、そんな中で受けた、図版使用に関する某お寺さんのご対応に深謝。今年、世の中では「神●●」が流行しましたが、これは正に「仏対応」。本当にありがたいことです。こういう時期だから、なおさらしみました。ちょっと遠出になるけれど、このお寺に初詣に行こうかなぁ。皆様 今年も一年、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。(編集:凹山人)
ひとりごと

2016年 ありがとうございました

2016年も大好きだったから、2017年も大好きだと思う。たぶんもっと。生きるほどに楽しくなる仕組みは、神様のプログラミングなのでしょうか?この先また、どんな出会いがあり、何が起こるのか…体験せずにはいられない。どう見られるかより、自分にはそれがどう見えるかの方が、よっぽど大事。嫌われることより、自分の「好き」がなくなることの方が、よっぽど恐い。だから、いつも好き勝手書いてしまうこのブログを、お許しくださいm(__)m寛大な皆様に、感謝申しあげます。聖なる(?笑)職場以外の場所で、何があっても朝は来て…守衛さんが、雨の日も風の日も、台風の日にだって、レインコートを着てずっと外に立って、鍵を持っ...
いぬ・ねこ・かえる

冬至の贈り物

クリスマス間近の今日、maupにいろんなものが届きました。昨日のブー当番で「3刷りと一緒に並べたかった」とハムコが残念がっていた『デザイン学思索のコンステレーション』韓国版が届きました。届きたてのホヤホヤなので、プチプチと段ボールを敷いたままです。さらにケーキです。そろそろクリスマスですからね。ナッツとドライフルーツとチョコレートたっぷりで、美味かつ豪華。見て美味しい、食べて美味しい大人のためのケーキというかんじ。堪能しました。凹山人の奥様の差し入れです。ごちそうさまでした。締めは冬至のごちそう「ゆず」です。送ってくれた知人の地元では、向かって左の小さいものは「花ゆず」、右の大きなものは「ゆず...
いぬ・ねこ・かえる

『デザイン学』3刷ができました!

精興社の方が、風呂敷に包んで向井周太郎先生『デザイン学思索のコンステレーション』第3刷の見本を持ってきてくださいました。韓国語版も出来上がっているので、並べて写真を撮りたかったなぁ(でも、まだ日本に届いていない)第3刷と韓国語版、なんて嬉しいクリスマスでしょう。「好きな言葉は?」と聞かれたら、迷わず「じゅーはんしゅったい!(重版出来)」と即答しますね。新刊の時はもちろん嬉しいけど、できたては緊張してドキドキそわそわしてしまうから、重版の時のほうが手放しで嬉しいかも。[編集:ハムコ]
ひとりごと

「第28回倫雅美術奨励賞」顕呈式

12月16日(金)、東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニにおいて、「第28回倫雅美術奨励賞」の顕呈式が行われました。受賞された『日本画と材料 近代に創られた伝統』の著者、荒井経先生よりお招きいただき、弊社代表取締役である小石新八先生とともに出席させていただきました。和やかな中にも受賞者の方々からはぴりっとした緊張感も感じられ、あらためて権威ある賞を受賞されたことを実感。また、荒井先生よりありがたいお言葉も頂戴し、大変恐縮致しました。先生、本当におめでとうございます!!『日本画と材料 近代に創られた伝統』の視点の特徴として、荒井先生が研究者であるとともに、日本画家である点を繰り返しお伝え...