武蔵野美術大学出版局

日常の業務

『新しい教育通義 増補改訂版』白焼き

なんとか約束を守って1月31日に入稿した『新しい教育通義 増補改訂版』。刊行までいよいよ大詰め。カバー、表紙の色校とともに本文の白焼きを精興社のKさんがお持ちくださった。入稿以前はずっと、見開きで出力して確認していたけれど、入稿は単ページで出力するのがセオリー。入稿のための本文出力は当然倍の量になり、696枚! この確認をクリアすると、あとは待つばかり、になるのですが。祈るような気持ちで696枚をめくって確認します。[制作:呑猫]
展覧会情報

中島由絵展

今日の東京地方、朝からよく晴れていますが風がかなり強く吹くことがあって、そうなると日差しの下でも寒さが厳しい感じです。そんな中、昨日から開催されている、ムサビ版画出身の版画家・中島由絵さんの展覧会をご紹介。「中島由絵展」会期:2023年2月1日(水)〜2月16日(木)   ※日曜・祝日休廊時間:11:00-18:30 ※土曜日と最終日は17:00まで会場:CrossViewArts   東京都中央区京橋3-4-2フォーチュンビル1F「茫洋とした海や大地をあてもなく進む船、風にたなびく煙突の煙、古い橋など、つかみどころのない風景の中、自分の寄る辺は一体何なのか、そしてそれは本当に揺るぎのない確か...
MAUPのヒミツ

追悼 デザイナー工藤強勝先生

1月23日、デザイナーの工藤強勝先生が逝去され、29日のお通夜に参列しました。2002年4月、一挙に47冊を刊行してスタートしたムサビ出版局。ISBNコードはついているものの、刊行当初にはカバーと帯がありませんでした。(とてもではないけれど、そんな余力はなかった、というのが正直なところ)しかし、書店で発売するならばカバーと帯は必須!ということで、そのデザイナーとして白羽の矢が立ったのが工藤先生。ムサビで非常勤講師も勤めていらっしゃいました。当時の編集長、安達史人が「頼むなら工藤さん」という独断はとても正しかった(と思います)こうして2004年、工藤先生は教科書としての「シリーズ感」を重視して、...
刊行・販売案内

マルセル・モースの贈与論の読み解く。『 見知らぬ者への贈与』【近刊情報】

武蔵野美術大学教授・小幡正敏先生著『見知らぬ者への贈与〜贈与とセキュリティの社会学』が2月上旬(2/6予定)発売になります。パンデミック、そして終わりの見えない破壊と殺戮。行き詰まり閉塞した今だからこそ、マルセル・モースの贈与論の読み解きを通して、来るべき新しい社会のシステムを模索します。MAUPサイトでも予約受付中です。発売まであと少し。ご注目よろしくお願いいたします。[営業zucchi]
日常の業務

サポートがさらに謎をよぶ

とあるミッションのため、webのサポートページをひらいてさらにわからないケーススタディが出て、うなりぶし。Mフォントの契約更新の話。便利になるようなならないような。サービスの仕組みが変わる。今のままでもいいけれど、今のサービスはもうすぐ終わる。変えるなら今がいい、という状況なんだけれど。来週はすっきり解決したいなあ。[制作:呑猫]
展覧会情報

展覧会:木村真由美 昨日の風景

今日の東京地方、朝からよく晴れていますが、昨日からの強烈な冷え込みは続行中です。今朝は、昨日の朝より寒かった気がします。今日は都立高校の入試日ですが、JR中央線や京王井の頭線がちょうど試験会場へ向かう時間帯に止まったりして、足止めされた受験生の気持ちを思うとたまりません。遅れても受験はできるとわかっていても、あせりますよね。落ち着いて実力が発揮できますように。そんな中、ムサビ版画出身で通信教育課程で指導にあたられている木村真由美先生の展覧会をご紹介。木村真由美 昨日の風景 会期:2023年2月2日(木)~2月19日(日)   ※火曜・水曜休廊(2/7、8、14、15)時間:12:00‐19:0...
いぬ・ねこ・かえる

彫刻の春

毎年のこと、「読み初め」は何にしようかと悩むのが楽しみの1つですが、卯年は『平櫛田中回顧談』に、早くから決めていました。「なにそれ?」という方のために解説しますと「ひらぐし・でんちゅう」という彫刻家のお話です。でんちゅうさんは、晩年の約10年間を小平市に住まれ、現在ではそこが美術館になっています(ムサビから、もっとも近い美術館)お正月にこれを読みはじめ、面白いもののなかなか進まない😅読めない字や、知らない登場人物が多すぎる。まずは「禾山和尚」←これが読めなかった。「かさん」に決まっとるやろ、アホかお前は!という方は、ここでハムコのブログを読むのはやめてね。「三平」とか「南隠」というお和尚さんに...
ひとりごと

偉大なる数字

世界では、約3千~7千の言語が使用されているそうな。そんな中、数字だけはほぼ世界共通ってすごいですね。(数という概念がない場所もあるけど)……って、ここのところ、数字ばかりを見ているお仕事をしながらふと思いました。短めですが、今日はこれにて、、…ドロン。(ドロンって、、何語?)[総務:ピロイ]
刊行・販売案内

最強寒波到来。あたたかい部屋で『Cluster of Dreams』を。

明日24日(火)からは近年でも最強レベルの寒波が襲来するとのこと。とくに日本海側は大雪や暴風雪に最大限の警戒が必要とのことで、お住まいの方はさぞ不安でいることかと思います。全国的にも広い範囲で外出を控えるようにとニュースが流れています。みなさま、どうぞお気を付けてお過ごしください。MAUPでは、小林のりお先生(映像学科教授)の雪の写真集『ClusterofDreams(クラスターオブドリームズ)』が発売されたばかり。こたつの中でのアイスならず、こたつの中での雪の写真集。なかなかオツでございます。 ▲長野県・蓮池 ▲長野県・発哺温泉ぜひ皆さま、お試し下さい。[営業zucchi]
刊行・販売案内

見知らぬ者への贈与 贈与とセキュリティの社会学

社会学者、小幡正敏先生の新刊『見知らぬ者への贈与 贈与とセキュリティの社会学』が本日納品されました。とても真面目な本です。人が社会的なつながりの中で生きていくということはどういうことなのか。格差拡大、人権、環境問題、コロナ禍という3年続くパンデミック、そして戦争。世界は様々な局面で分断されてしまったと人は言います。「私たちはどうしてこんな時代にしてしまったのだろう」と悶々とすることが多いのですが、悶々としているだけではダメなわけで、著者は社会学者として、マルセル・モースの贈与論を読み解き、さらに今起こり続けている社会的事象とその歴史的な変遷を説き、社会的な連帯を取り戻す術への道筋を探ります。全...