武蔵野美術大学出版局

ひとりごと

あっという間に

GWは、セブン坊主のお相手ででかけたり、鉢物の植え替えをしたり、いくらか仕事を進めたりしているうちに、あっという間に過ぎてしまいました。現在、進行しているのが、この時期恒例の『大学院修士課程修了制作作品集』。あらためて数えてみると、今回で11冊目。いつの間にか、こんな数になっていました。1冊目が出てから、ちょうど10年目。これまた、あっという間ですねぇ。先日、呑猫がここで書いていましたが、今回は過去最大の256頁。これまでの完成本と今回の束見本を比べてみると、ぶ、ぶ厚い!頁が増えているということは、修了生が多い(今回は120名掲載!)ということで、その分、原稿の整理も一苦労。おまけに、企画本が...
出た出た書評!

Typography 07『カウンターパンチ』

年に2回、5月と12月に『タイポグラフィ』という雑誌がグラフィック社から刊行されます。「文字を楽しむデザインジャーナル」とサブタイトルにあるように、眺めるだけでも楽しいし、資料性もあり、もちろん誌面も美しい。今回の特集は「活字の現在」、本日発売です。この特集号の「活字・活版印刷に関する本」に「活字彫刻の謎に迫るドキュメント」として『カウンターパンチ』が紹介されました!「活版印刷」といえば、やや懐古的な趣味にみなされてしまうことが多いのが現状ですが、美しい誌面づくりの基本は「活版」にあり、と信じているところがあるハムコにとってこの号での紹介はとても嬉しい出来事でした。[編集:ハムコ]
ひとりごと

MAUPのGW予定

みなさま5月になりましたね。一年中で一番すごしやすい季候ですが、まだまだ寒い日もあったり、体調お気をつけください。世の中すでにゴールデンウィーク!ですが、弊社のGWはカレンダー通りです。(私、営業ずっち☆は個人的に少し長めにお休みいただきます)どこに行こうか、なんて楽しみながら考えていたのも束の間、本格的にGW突入の今週になっても予定はなし。そんななかで、旅行には行けないが、世界のグルメツアーでもしようかしら!と思ったら、中国、イタリア、フランス、タイにギリシャでも、どこの国の料理でも選びたい放題なんですよね。東京って素晴らしい。この世界グルメツアーと共にお薦めしたいのは、ずばり書店めぐりです...
いぬ・ねこ・かえる

良い夢は3日、人に話すな?

ゴールデンウィークとはいえ、暦どおりのMAUP、社内サーバーの入れ替えに加えて、通称「最強Mac」買い換えなど、なんとなくざわざわしている。このGWの間に、ハムコは昨年度の仕事を整理して、頭を切り換えるために、古い書類の山を崩している最中。呑猫はぶつぶつ云いながら「最強Mac」の相手をしている。ハム「すごい夢を見たんだけど」呑猫「どんな?」ハム「山口晃さんが、うちの壁に絵を描いてくれるの!」呑猫「いつ見たんです?」ハム「今朝」呑猫「あーあぁ、云っちゃダメですよ。良い夢は3日間、人に云わなければ実現するって云うでしょ」え? ほんと? はやく教えてよ。残念だなぁ、山口さんが来てくれるはずだったのに...
ひとりごと

りんごどけい

社内サーバの入れ替えが滞りなく行われて、ひとごこち。壊れてしまうかも、失ってしまうかもと不安を抱えながらデータを預けておく(……バックアップをきちんととっていれば済む問題……なのですが)嫌なドキドキ感から解放されました。かわって、ときめきの方のドキドキ感を誘発しているのがAppleWatchの話題。4月24日発売前から、予約はいかがとメールはくる、iPhoneのアイコンで登場してペアリングができる主張されるなど心揺さぶられています。私にとっては時期尚早と距離をおこうと思っていますが、実際に手にした方がいらしたら、見せてほしいなあ。りんご社の製品ということでいえば、新発売ではないけれどMAUPに...
日常の業務

GW直前

なんかもう……夏。暑かったですよね、今日。(あ…、東京のみなさま)GW直前だからでしょうか…今日、MAUPにお買い物にいらしてくださった方、メールやWeb上からご注文くださった方、いつになく多く…ありがとうございます。GW中に読まれるのかな…なんて想像しております。みなさまのお休みが、良い時間となりますように。…そうそう。Xデーにも備えなきゃですね。[総務:ピロイ]
ひとりごと

Xデー

Xデーといってもまったく秘密ではないのですが、本日4月24日金曜日は、今春刊行した『ミュゼオロジーへの招待』の編著者である新見隆先生が館長を務める「大分県立美術館」開館の日です!昨日、内覧会が行われ、多くのお客様が大分へ駆けつけた様子。一足先にお披露目は済んでいますが、一般に向けた本当のオープンを今日迎えたわけです。オープニングの展覧会第1弾は〈モダン百花繚乱「大分世界美術館」−大分が世界に出会う、世界が大分に驚く「傑作名品200選」〉。展示される作品リストを見ると、その気合いの入り方が伝わってきます。あの《松林図屏風》にも出会えます!『ミュゼオロジーへの招待』の内容の中心になっているのが、大...
刊行・販売案内

読みやすいメルロ・ポンティ

メルロ・ポンティが1961年5月3日に亡くなったとき、彼は『見えるものと見えないもの』という著作の執筆中で、机の上にはデカルト全集の一冊が開かれていたそうです。富松保文訳・注『メルロ・ポンティ『眼と精神』を読む』の「訳者まえがき」を読んでます。「『眼と精神』の半分はデカルト的思考様式への批判に当てられているが、残りの半分はセザンヌを中心に近代絵画の考察に当てられている」そうです。「眼」はセザンヌであり、「精神」はデカルトであろうと訳者は言います。ですので、ジャコメッティ「男の肖像」、レンブラント「夜警」、セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」をはじめ、スタール、ドローネー、クレー、マティス、ムー...
ひとりごと

和歌山県立近代美術館「保田龍門・保田春彦展」

保田春彦先生からとつぜん電話がかかってきた。「あなたも来てください」これは、もう、絶対命令である。某日、万障繰り合わせ、国分寺から2時間くらいかけて行く。5月26日から、和歌山県立近代美術館ではじまる「保田龍門・保田春彦展」のために、和歌山近美から学芸員の方が来られるので、その方をハムコに紹介したいという意図が保田先生にはある(らしい)学芸員の方は、保田先生と細かな打合せをされる。電話やメールでもすみそうなことではあるが、話の合間に、制作のこぼれ話がでたりするので、なるほど、遠路からたずねて来られるわけだ。とにかく春彦先生がお元気で、万事順調満悦至極。帰り道のタクシーで、学芸員の方に「書簡集を...
いぬ・ねこ・かえる

キラキラの宝庫

タイトルからもうゆるくてすみません…先日、姉一家が遊びに来まして…9才と7才の姪っ子が、寝る時、お互いの頭をくっつけて寝ようとしてるので、「なんで?」っと聞くと、「おんなじ夢みるの!」「夢の中でも会うの!」……2きゅん♡、いただきました。このエピソード、かわいすぎて、一人で持ってるにはもったいなくて書いてしまいました。子どもの感性って、創り出そうとするものでも、探し出そうとするものでもなく、なんていうか…自然発生的な、オトナが創り出せない発想との、奇跡的な遭遇だと思っていて…ミュージアムにも図書館にも本屋さんにも話題のスポットにもない、ある種未知なる新感覚なもの。何を感じてどうコトバに変換する...