極月の花
12月の季語を探してみました。他の月に比べてたくさんあります。短日、冬の空、冬の雁、冬木立、枯芙蓉から始まり、寂しさと儚さと慌ただしさを詰め込んで、でも春への希望を込めることを忘れないのが、人の心の弱さというか、強さというか。極月は12月の異名ですが、春待月(はるまちづき)という異名もあります。11月、芙蓉の木にまだ開いていない蕾があり、開くのを待っていたところ、12月、蕾が落ちていました。12月に入ると芙蓉は咲けないのか、ということを知ったのですが、でも幹のあちこちに新芽が芽吹いています。これから寒い冬を越え、春に一斉に伸びる新芽です。今年の秋、京都下鴨神社の舞殿に立花がありました。あまりに...