武蔵野美術大学出版局

日常の業務

はじめてのおつかい

先日、埼玉県内にある某デパート8階にある書店にふらりと寄ったところ、 「しおりが不足しております。ご入り用の方は  お申し付けください」と手書きの紙が貼ってあった。翌日、営業ズッチ☆に相談。ジョン・ケージのしおりをハムコが届けることになった。営業「代行」である。編集者が書店に「営業」に行く、あるいは担当した本を書店でプレゼンするような機会はまったくない。大学出版部協会の研修で、書店に御挨拶に行くことはあるが、よく考えてみると、ひとりで「営業」に行くのは初めてだ。書店員さんと編集者は、ほとんど接することがないのだが、ジュンク堂新宿店の「建築関係書籍担当者様」宛にハムコはファンレターを書いたことが...
ひとりごと

2010年10月28日

寒い! 今日は本当に寒い。もう冬?何ですかこの急な展開は。今年は、丁度いい秋の日和ってものがないまま冬になってしまうのかしら。週間天気予報によると、今日が特別寒い一日のようではありますが、この夏の猛暑、だらだら続いた残暑という異常気象の流れからすると、気持ちのいい季節はやってこない可能性が高いような気がします。某TVCMでは暑い寒いだけで一年が終わるなんてジョーダンではない、と謳ってはいますが……。京都に行くしかないのかなぁ。私事。そんな冷たい雨が降る今日は、うちの息子の2歳の誕生日。産まれてからこれまで、親を不安にさせるような病気ひとつせず元気にここまで育ってくれたことに只々感謝。これからも...
日常の業務

図書目録のこと

いまは10月下旬、来年の図書目録の制作を計画すべき時期です。図書目録は主に営業担当者が活用するので、私と制作担当の呑猫と一緒に企画・進行していきます。表紙の絵は、社内で話し合って、毎年決めています。これまで武蔵野美術大学関係者の皆様の作品を掲載させていていただいています。先生かたのご厚意によって成り立っている訳ですが、ムサビ出版局ならでは!の、目録になっているかと自負しています。今年2010年の目録の表紙は油絵学科教授の柳澤紀子先生の作品を載せて戴きました。繊細なエッチングを生かすために白い、さわやかな目録になりました。あまり意識しませんが、ハダカの女性が描かれているのですよ!私は先生の描く、...
刊行・販売案内

予告!「学生手帳2011」販売

ショップではカレンダーや手帳の販売が始まりましたね。MAUPでは昨年に続いて「学生手帳」(4月スタートの手帳です)を販売することになりました。店頭でどれにしようか迷っている方、「学生手帳」も検討してくださいませ。「学生手帳」のもう少し詳しい内容は、12月にMAUPのWEBで案内する予定です。校友会の皆さまには、12月初旬頃にお手元に届くチラシでご案内します。ご期待ください![制作:呑猫]
イベントのお知らせ

ミュージアムとデジタル

文化財の保存と公開という高尚なお話だ。平城京遷都1300年を記念して、いま奈良ではいろんな催しがあります。たとえばですが、日本三大文殊菩薩として有名な安倍文殊院の獅子に跨った文殊菩薩は、800年に一度の修理のため、獅子からおりて仮の台座に腰掛けてらっしゃる。ちょっと所在ないような、お茶目なような。この文殊さま、色男であります。ま、それはいいんですが、保存と公開はむつかしいよね、といつも思うわけです。そんなところへ、デジタル技術を結集して保存と公開を考えようというシンポジウムのお知らせが届きました。11月5日金曜日13時から17時まで、有楽町の朝日ホール(有楽町マリオン11階)で、「進化するミュ...
日常の業務

いざ年末へ

もう気分が年末なのは私だけでしょうか…2011年へのカウントダウンが…始まってる…急がなきゃいけないことと、焦らなくてもいいことと…いろいろありますよね。去年の年末は、どこも同じだと思いますが、棚卸しの為、1冊でも数え間違えてはいけないと、神経を張りつめて、なんだかやたらとピリピリバタバタしてしまった気がするので、今年はひとつひとつ、落ち着いて、冷静に…つい先日、熱いお茶をおもいっきり膝にこぼしてしまって…「熱い〜っ!!!」あぁ、私って、熱いお茶がこぼれないと、我に返れないんだわ…なんだか情けない気持ちになりました。ムダに焦ったら、今日のブログ、読み返してみます。とりあえず熱いお茶を飲んで落ち...
未分類

フェア前情報!&千代田図書館情報

[東京堂書店・大学出版部協会全点フェア]東京堂書店神田本店で、11月と12月の2ヶ月間、MAUPの書籍が全点ならびます。またMAUグッズも多数出品する予定です。これは大学出版部協会の合同フェアで、MAUPの他に玉川大学出版部、産業能率大学出版部、聖徳大学出版会、弘前大学出版会の5つの出版部で行います。私はこのフェアの看板作りに翻弄中です!正式な情報は後日アップしますので、それまでのお問い合わせはMAUPまでどうぞ。(11月末まで東京電機大学出版局と東京農業大学出版会が開催中です)そして、大学出版部協会の仲間であり、いつもお世話になっている法政大学出版局の本《ものと人間の文化史》シリーズが150...
耳寄りなお話

フランス帰り

ムサビのパリ賞受賞による一年間のパリ滞在をおえて帰国したカメラマンの三本松淳(さんぼんまつじゅん)さんが、久しぶりに出版局に遊びにきてくれました。渡仏前より少々ふっくらとして、とても元気そうで何より。滞在中のお話をいろいろと聞かせていただいたり、パリを拠点に各国各地をまわられた際に北欧の極寒の地で撮影された作品を拝見したりしました。パリの街はスナップショットがあまり得意でないはずの自分が撮っても絵になってしまうから嫌であまり撮らなかったというお話は、なるほどそういうものかと思いましたね。自分では「何もしなかった一年」とおっしゃっていましたが、なかなか充実した時間を過ごされた様子で、その体験がど...
ひとりごと

見ねばわからん

先日、水戸芸術館の「石元泰博写真展」に出かけた。森山明子先生の『石元泰博 写真という思考』を読んで、「シカゴ シカゴ」と「シブヤ シブヤ」のオリジナルプリントを比較して見たいものだ、などと生意気なことを考えていた。しかし、実際に会場で「ぎゃっ」と驚いたのは「桂離宮」のシリーズでした。いやぁ、驚いた・・・最近、石元先生の『桂離宮』が復刻され、各紙が書評欄でとりあげられるのを「いまさらどうして桂なんだろう」などと思っていたが、いまさらも何も・・・素晴らしいからだ。嗚呼、あたしゃあ何もわかってなかった。石元先生、ごめんなさいごめんなさい。磯崎新さんが「タウトよりも石元さんの『桂離宮』が、海外にその存...
ひとりごと

お祭りの季節

10月も半ば。時々思い出したように暑くなったり、夕立のような雨が降ったりと、少し変なところもありますが、本当にようやく秋らしくなってきました。この季節、運動会やお祭りが方々で開催されていて何かと賑やかですが、ムサビも今月末からの「芸祭」に向けて、本格的に動き始める頃です。模擬店やら展示やら、学生さんもいろいろと企画していることでしょう。私も学生として、研究室スタッフとして長年芸祭に関わりましたが、経験からいうと見ているだけより、やはり何かの形で参加しているとその面白度がまるで違います。模擬店は何度かやりましたが、実際にものを売る本番よりもその準備の期間のことが思い出深かったりします。お金をかけ...