武蔵野美術大学出版局

展覧会情報

濱田富貴展 ―言ノ葉―program

今日で11月も終わり。今年もあとひと月という現実……。そんな中、ムサビ版画出身の作家、濱田富貴さんの展覧会をご紹介。「濱田富貴展―言ノ葉―program」会期:2023年12月4日(月)―12月23日(土) ※日曜休廊時間:月曜〜金曜11:00-18:30/土曜・展覧会最終日11:00-17:00会場:ギャラリーなつか&クロスビューアーツ   東京都中央区京橋3-4-2フォーチュンビル1F「以前レジデンスで訪れた真冬の北海道士別市で、ふと、乱立する立ち枯れた植物を真っ白で広大な雪原の中に見つけた時、何か巨大な紙に書かれた文字のように見えた。まるで地球規模の書物のような。この世界は、我々人間が認...
いぬ・ねこ・かえる

白尾隆太郎先生『構成』@日本の古本屋

「日本の古本屋」というサイトをご存知の方は多いはず。では、こちらのメールマガジンに「大学出版へのいざない」というコーナーがあることはご存知でしょうか。大学出版部協会の加盟校が、リレー形式で新刊紹介をしています。第12回目はムサビ出版局、最新刊の白尾隆太郎先生『構成 高橋正人の遺した造形教育』です。この連載は、著者の先生にご執筆いただくことが多く「自著を語る」コーナーでもあります。この御原稿を最初に白尾先生にいただいた時、ハムコは不満でした。「もっと、ぶりぶり自慢してっ!」と再提出を依頼。まさか再提出となるとは想像もしていなかった(であろう)白尾先生は「で、できない。自慢なんてできない」と逆に訴...
ひとりごと

イラストはイメージです

巷でよく見かける「写真はイメージです」、この時の「イメージ」は、視覚的なイメージと心象風景としてのイメージ、後者をとって、例えば「実際はこんな豪華じゃない」パッケージ写真に免罪符的に使われているのだろうというところまではわかります。先日は「イラストはイメージです」にぶち当たり。スープのイラストなら、上記の理由で合点いくのですが、「鶏スープ」に描かれた赤地に白抜きのニワトリ。永谷園は何に免罪を乞うているのでしょうか。「即席」の文字が味わい深いです。現在『イメージ編集』の20年ぶり改訂版を準備中。ロマネスコからマティスまで、かなりの振り幅で図版を掲載します。巷に溢れるイメージを考えましょう!編集ナ...
いぬ・ねこ・かえる

美術館へのお引越し2024

恒例の11月から始まる仕事といえば・・・通信教育課程「学習指導書」です。昨年までは、2号館の1階の事務部、2階の私たち出版局、3階の研究室、この三者が一体となって制作していたのですが、今年は夏に事務部と研究室が鷹の台校に移転。同時に、鷹の台校と吉祥寺校を結ぶ「学内便」が、週に3回から2回にへ減ったこともあり、お互いに「どうなるかな?」「必要なら鷹の台に朝、立ち寄りますよ」「Teamsのやりとりがラクかも」などなど心配していましたが、現時点で91冊中、9割の原稿が揃い、さほどの混乱も(今のところ)なさそうです。ありがたし。「いつ来るの?」と、しょっちゅう聞かれる出版局一同。はい、私たちの鷹の台校...
イベントのお知らせ

近藤恵介+冨井大裕『あっけなく明快な絵画と彫刻、続いているわからない絵画と彫刻』刊行記念トーク

今日は、MAUP刊行、好評発売中の『わからない彫刻つくる編』の編著者である冨井大裕先生が参加されるトークイベントをご紹介。「近藤恵介+冨井大裕『あっけなく明快な絵画と彫刻、続いているわからない絵画と彫刻』刊行記念トーク」日程:2023年11月17日(金)時間:開場19:00 開演19:30 終演21:00会場:twililight+配信   東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3Ftwililightのwebサイト→こちら参加費:•会場参加(定員20名):¥2,000•会場+『あっけなく明快な絵画と彫刻、続いているわからない絵画と彫刻』¥1980(当日お渡し):¥3,980•配信参加:¥...
吉祥寺♥

武蔵野美術大学・吉祥寺校の写真〜2号館 #ムサビ吉祥寺校#さよなら吉祥寺

11/6のブログにつづき、今日も武蔵野美術大学・吉祥寺校を写真で紹介いたします。前回、1号館の写真はこちら。通信の事務が建物入ってすぐにあり、2Fの階段をあがると実技課題作品受付の部屋。その奥がわが出版局の部屋です。この廊下もいずれ懐かしくなるのでしょうね。またその奥がトイレ。3Fにあがると研究室・指導室4Fが講義室です。2023年10月27日のハム子のブログ「ムサビ吉祥寺校は「ガッコウ」のイメージそのもの」で紹介された吉祥寺校のフレスコ画の写真がすてきなのでご覧下さい。番外編で駐輪場も通信教育生の皆さんはこの建物が一番馴染みがあるかもしれませんね。ひとがいない吉祥寺。寒さがしみこみます。[営...
未分類

小林孝亘さんの器の絵

画家で、武蔵美教員でもいらっしゃる小林孝亘さんの個展が、西村画廊ではじまりました。静かで何もない空間に、ポツンと器が置かれた絵がずらっと並びます。一見筆触を隠すように均一に塗り込められた背景は、しかしよく見ると微細な揺れが感じられます。写実的に描かれた器は光を内包するかのようで、その佇まいには生さえ感じますが、同時に、事物のなかから闇がじわじわ広がるような特有の影にも目をうばわれ。小林さんのおっしゃる「目には見えない『何か』」を考えながら、いつも小林さんの絵を見ます。生を得た、日々私たちが触れている事物にはそれぞれ個性が際立っていて、あるところでは賑やかに、あるところでは緩やかに、絵がそれぞれ...
展覧会情報

木村真由美展 タソカレコトホグ

今日は、ムサビ通信でスクリーンプリント(シルクスクリーン)の指導をされている木村真由美先生の展覧会をご紹介。「木村真由美展 タソカレコトホグ」会期:2023年11月11日(土)−12月2日(土)   ※水曜、木曜休廊時間:11:00-18:00会場:柳沢画廊   さいたま市浦和区高砂2-14-16柳沢ビル2・3F「版画の特性として複数性がありますが、特にシルクスクリーンは大量生産時代の20世紀に誕生した技法なので大量印刷は得意中の得意な訳ですが、私の場合はそこを採用していません。同じものを作るというよりも少しずつ違う似たものを作ることで遺伝子のわずかな違いによる個体差や人生の偶然性といったもの...
吉祥寺♥

武蔵野美術大学・吉祥寺校の写真〜1号館

2023年10月27日のハム子のブログ「ムサビ吉祥寺校は「ガッコウ」のイメージそのもの」で紹介された吉祥寺校のフレスコ画。わたしにとっても美大のイメージそのものです。3月末の吉祥寺校の閉鎖(通信教育学部は鷹の台へ移転済み)に伴いこれらを失うのは大変残念です。一部分ではありますが、せめてもと思い写真を撮りはじめました。記憶として残したいと思います。今回は1号館のみご紹介します。やはりこの赤い螺旋階段が特徴的です。[営業zucchi]
展覧会情報

幻覚と窓 山本一弥展

今日はもうひとつ、MAUP刊行『わからない彫刻つくる編』の編著者である山本一弥先生の展覧会をご紹介。「幻覚と窓 山本一弥展」会期:2023年11月4日(土)-11月19日(日)時間:13:00-20:00会場:Lgallery   愛知県名古屋市名東区本郷1-43LiFF-1作家在廊予定日:4日(土)、5日(日)トークイベント:
2023年11月4日(土)18:30〜
千葉真智子(豊田市美術館学芸員)✕山本一弥(彫刻家)定員20名様 要予約予約お問合せ 052-774-5599(13:00-20:00)「布の襞や皺、身体の一部が何かに見える、その錯覚に導かれ作品をつくりはじめる。シンメトリーに...