いぬ・ねこ・かえる

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「アレ」ですね

このところ、御茶ノ水の歯医者さんで「エンド治療」をしています。末期治療ではなく、歯の根っこの治療です。一時間くらい口を開けっぱなしの施術で、首や背中が痛くなる始末。昨日の昼過ぎ、エンド治療のあと、御茶ノ水駅の中央線ホームでしょんぼりしていると、向こうから、これ以上なく胸を張って歩いてくるおっさんあり。黒いTシャツ、首には黄色いタオル。まさしく畏怖堂々。何故なんだ。この人は総武線に乗るらしく、ハムコの前でくるりと背を向けた。「生涯虎魂」と黄色で大きく書かれた背中❗ははぁ、虎キチさんや。そらまぁ、わかりまっ。18年ぶり? ええなぁ。。。あたしが生きてる間に、一度でいいから優勝してほしいと願うのはB...
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ル・コルビュジエのスケッチ

鈴木明先生の博士論文「ル・コルビュジエのモデュロールに描かれた身体図像に関する研究」に新たな御原稿を加えて、弊社から刊行することになっています。「どうしてコルビュジエは、図面に人体を描き込むの?」と思ったのですが、当初さすがに鈴木先生に直接は聞けず、、、友人の建築家に聞いてみたら、人体図をひとつのメッセージとして使用しているのではないか、とのこと。さらには「私見ですが、建築家にはデッサンに自信のない人が多いので、上手い下手が判る人物を描きたくない、という心理もあるのでは?」なるほどねぇ、、、たしかにコルビュジエはスケッチがうまい。建物や風景は「ふつうに」うまいが、ジョセフィン・ベーカーの寝顔の...
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『構成 高橋正人の遺した造形教育』は10月下旬発売予定!

それにしても毎日、暑いですね。8月30日の今日、必死に宿題をやっている人もいるかな。本日、白尾隆太郎先生の『構成 高橋正人の遺した造形教育』を印刷所入稿しました!来週の月曜日には初校が上がってくるという。ち、ちょっと早くない???入稿したら1週間くらい、のんびり気分で掃除する「暇」があてっもいいぢゃないのさ。でも、カバーは楽しみ。シルバーの箔押しなんだけれど、押してからマットPPをかけるか、PPかけてから箔を押すか、それともニスにするか、何種類かテストしてもらうのです。ウキウキ。テスト版で、出来上がった箔押しを撫でるときに「生きててよかった!」とハムコは思うんですよぉ←変態と言われても構わない...
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ムサビで石貨を「体験」できる2日間

石貨って知ってますか?いちばん有名なのは、日比谷公園のアレかも。。。あゝいうのがね、ムサビ市ヶ谷キャンパスの2階に、くるんですって!期間は、2023年8月26日(土)~8月27日(日)10:00〜16:00。夏休み・ムサビ子どもミュージアム「石貨(せっか)の声をきく―君はドーナツを見るか、その穴を見るか―」と題して、会場では幼児から小学生、親子で楽しめるモノづくり体験を随時実施とのこと。紙製のオリジナル石貨づくりと、それを使った買いもの体験が楽しめるそうです。参加無料、当日会場で体験できます。その石貨、どこからきたの〜?という詳細は「持ち主」である民俗学の加藤幸治先生に、ぜひ聞いてみてください...
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勝井三雄先生の木版画の撮影

白尾隆太郎先生『構成 高橋正人の遺した造形教育』の刊行が、秋になりました。今月末に入稿しますので、秋には必ず出ますからね! しばしお待ちくださいませ。というわけで、昨日、この御本に掲載する図版のために、本学美術館で撮影を行いました。1979年6月に発行された「鎖された形態II」には、勝井三雄先生の木版画6点が納められています。リッカー美術館「木版&現代」という展覧会のために作成された作品で、「限定200部(他に非売品20部)」「彫り、摺りともにアダチ版画研究所による。」という但し書きがあります。近寄って見れば見るほど、グラデーションに吸い込まれそうになります。この作品のことは、いろんな書籍に図...
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『杉浦康平と写植の時代』阿部卓也先生@慶應義塾大学出版会を読む

8月4日、日比谷図書館で大学出版部協会夏季研修会がありました。この日の午後は、慶應義塾大学出版会から刊行された『杉浦康平と写植の時代 光学技術と日本語のデザイン』のケーススタディ。著者である阿部卓也先生と担当編集者の上村和馬さんが、この御本ができるまでを「語りおろす」という豪華な研修!せっかくの機会なので、御本を読了して臨まねば・・・読みやすい文体なれども、488ページの力作大著。じつは4日前から読み始め(遅いんだよ)、ついに当日の朝は5時起きで、通勤特快の中でも読み続けてギリギリ読了。いやぁ、面白い。カメラがパンするかのような場面展開!と思っていたら、本当に阿部先生は映画からの影響をかなり受...
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2023 夏

1週間以上の猛暑日が続いていましたが、本日午後、ようやくめぐみの一雨が降りました。雷を伴う真夏らしい雨。なんだかホッとしました。この猛暑の中、ピロイは週末、家族とねずみさんのテーマパークへ。姪っ子2人がそろって英検に合格したご褒美で💮ご褒美や目標があると、俄然やる気が出るのは、とてもいいことですよね。ピロイはこの猛暑の中、日焼け対策ばかりを考えながら出かけましたがf^_^;)途中からそんなことどうでもよくなるくらい、姪っ子甥っ子が楽しんでいる姿が伝染して、童心に帰ってめちゃハシャぎました。姉も笑テーマパーク近辺のコンビニのおにぎりの並べ方。ちょっとzoom↓こんだけ人が来るという現実。いかに量...
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暑いから・・・

どうも仕事がはかどらない。。。あ、暑すぎるるる。千葉の湾岸エリアに住む友人は、エアコンはほとんど使わず、昼でも扇風機があれば十分だという!避暑地か、きみの家は?!建築家のアントニン・レーモンドは、夏の間、数人の所員を連れて、軽井沢の「事務所」で仕事したそうで、現在では愛弟子の方がその建物を受け継いでおられます。ずいぶん前に、お訪ねさせていただおりに聞いたお話では、その方は「若かったので、毎年、今年も連れて行ってもらえるかな、とソワソワしたものです。年配のスタッフには嫌がる人もいましたよ」と笑っておられました。「丸太小屋」といった雰囲気の真ん中に暖炉があり、12角形の建物の窓際に机をならべて「夏...
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「面白い」と言えるかどうか

某勉強会に所属して4か月。ハムコひとり「3周遅れ」くらいの劣等生。春先からバタバタといろんなことが積み重なり、自分が劣等生であることは、さほど気にならなかった。が、さすがに、まずい。と気づいて、基本資料をむさぼり読んでいます。しかし、そう簡単に次々と論文を読破できるわけもなく、、、そう、結局、自分が知っていることしか理解できないんですよね。今日、読んでいた論文に「事実の図像/ザッハビルトSachbild」という造語が出てきて、これは面白いなぁ!やっと「面白い」という感覚になってきました。この勉強会の成果は、やがて1冊になるのです。2年後かな。。。(編集:ハムコ)
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ムサビ通信教育課程「2022年度 卒業制作作品集」来月刊行

エアコン・スイッチ・オンのシーズン到来。毎年この時期に手がけるのは、通信教育課程「卒制集」です。チラリと表紙をご披露しまーす。デザイナーは、卒業生の野呂麻美さん。今年もひととおり校正が完了し、いよいよ来週、入稿となります。あ、右上の美味しそうなものは、昨日のブログに登場した凹山人の故郷からの贈り物。贅沢な初夏の味覚です。本格的に暑くなる前に、ハムコは歯科大工事。かなり痛い治療を乗り越え(!)まだまだ先は長い。。。こうなると頼りになるのは長編小説ですね。物語に没頭すれば、痛みも凌げる(はず)というわけで、手はじめにミン・ジン・リー『パチンコ』。上下2巻、1900年代初頭から現在まで、かつての朝鮮...