猫の恋
二月の季語に「猫の恋」があるそうです。そういえば春先の寒い時期に、早いときは12月あたりから猫は夜になるとうにゃうにゃと大変だと思い、ここしばらく猫の恋の声を聞いていないことに気づきます。『石元泰博——写真という思考』を制作していたとき、最終校正の赤字を入れながら猫の恋の声を聞き「そうか猫も忙しいか」と思ったことを覚えてます。刊行が2010年5月なので、多分2010年1月か2月頃のことのはず。まぁ、あれからあまりにもとんでもないことがあり、猫も恋どころではないのかな。猫が生きづらい世は人にだって生きづらいよ。しーんとした深夜に思います。あいかわらず寒さは厳しいのですが、花芽はどんどん育っていま...