いぬ・ねこ・かえる

かわいいもの。愛すべきモノについて。

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重版出来:加藤幸治先生『民俗学 ヴァナキュラー編』

いちばん好きな言葉は「重版出来」いちばん嫌いな言葉は「返品了解」です。加藤幸治先生『民俗学 ヴァナキュラー編』第2刷が納品されました。この本は、2021年11月刊行。出版企画を加藤先生からいただいたのは2021年1月末、ひたすらコロナに怯えていた時期です。それから刊行までの期間「10か月」は、ハムコの編集では最短記録。コロナ禍にあったからこそできた、とも言えますし、編集者の仕事はコロナに左右されない、とも言えます。ま、いつでも、やる気×勇気×元気があれば、なんとかなるもんです。今回の増刷では、見返しに使っている用紙(色上質)の「アマリリス」が廃盤になってしまい、慌てて「サーモン」に変更しました...
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祝納品『造形実験 新しい美術の授業を始めよう!』

製本所から、キッチリと包まれた本が届く。たいていは10冊梱包、薄手の本ならば15冊。包み紙は、そーっと剥がします。バリバリ破る人がいるけれど、あれは絶対よくない。中で寝てた本が驚いちゃうからね。そうして、そーっと1冊手にして、、、ドキドキします。遠くから見ていたいけれど、そうもいかないので、1ページずつページをめくります。本扉から、目次、第1章から最後の奥付まで、、、ドキドキします。落丁がないかを調べて、やれやれ(ココロの中で拍手!)さて、今回はここで編者の三澤先生に「できました〜」とメールをすると、「予感がして今出校しました。」というご返事。三澤先生と、じーっと見る。「できたね〜」「できまし...
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赤い宝石

今が旬の「赤い宝石」、さくらんぼをいただきました。山形の紅秀峰という品種です。今年は不作だそうで、昨年夏の猛暑や、今春の開花期の高温や乾燥した日が多かったことが影響しているそうです。そんな中の貴重なさくらんぼ!「ありがたや、ありがたや‥」といただきます。本当に美味しい!!かくいう私も遠いルーツは山形県天童市にあるのですが、祖父母やその親戚が他界して、付き合いがなくなってしまった現在、フルーツ王国山形の恩恵にあずかっていません。あ、でも、ふるさと納税で山形のつやひめという品種のお米をいただいています。美味しいお米です。今日は書籍とは全く関係ない、食べ物のお話でした。[営業:ヤッシー]
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びわたわわ

これは先週の写真、ムサビ中央広場の左手にある枇杷の木です。物干し竿の先にS字フックをつけたような道具を手に、なんとかもぎ取ろうとキャーキャー大騒ぎの学生さんもいれば、大型の脚立を立てて黙々と挑戦する学生さんもいますが、とても上までは手が届かず・・・かなり大きな木なのです。豊作なんだけどなぁ、ハムコも食べたい・・・結局は鳥が独占している様子。武田百合子さんに「枇杷」というエッセイがあり、毎年、この時期になると読み返します。この春、娘さんの花さんが亡くなり、今年はご家族3人揃って天国で枇杷を食べているのかも。あの枇杷は、天国にいる人のためのデザートなのかもしれません。(編集:ハムコ)
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校了『造形実験 新しい美術の授業を始めよう!』

三澤一実先生編『造形実験 新しい美術の授業を始めよう!』が昨日、校了となりました。刊行が大幅に遅れた理由の一つは、弊社の移転です(汗しかし、吉祥寺校から鷹の台キャンパスに移転して、よかった!としみじみと感じるのは、学内の著者の先生方との距離が縮まったこと。三澤先生の教職研究室と出版局は、徒歩66歩。最短距離の研究室です。ほんのちょっと相談する、気になるところをうかがうのに、今まではpdfのやりとりがほとんど。しかし、対面のほうが(当たり前ですが)情報量はずっと多いのです。「用事」だけではなく、「ついで」の話が重要で、それが次の企画になったり、新しい著者との出会いにつながったりする。コロナ禍を経...
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gFALって知ってる?

ムサビ美術館は、ただいま休館中ですが、学内にはいくつかの展示スペースがあります。あまり知られていないのが、2号館にあるgFAL。現在、吉田和司さん「Makeshiftアラヨッティズム」展開催中です。gFALに足を踏み入れると、ややや、こりゃなんぢゃ?と思うのだけれども、1つずつ見ていくと、それぞれが饒舌に語り出すようで面白い。吉田さんはもの静かな人だけれども、その作品はかなり「お喋り」なんです。皆さんも聴きに行ってね。(編集:ハムコ)
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優秀展、もう見た?

4月30日までのムサビ優秀作品展、もうご覧になりましたか?毎年、勝手に「ハムコ大賞」を決めています。今回の大賞は、版画専攻・斎藤翼さんの「カメは君のそばに」です!斎藤さん、勝手にごめんね(存じ上げない方です)あなたのパワーと、カメちゃんとの関係にココロ打たれました。皆さん、このパワー、他では感じられません。卒制ならでは、このパワーに涙しちゃう。(編集:ハムコ)
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図書目録2024@ムサビ出版局

なんとも初々しい雰囲気にあふれている鷹の台キャンパス。出版局の窓からは、まだ桜吹雪が楽しめます。さて、出版目録2024ができました!今年の表紙は、いとう瞳先生。御作品のタイトルは《Thefourmen》なんですが、ん? 4人?「本」は4冊あるけど、ひとり、ふたり、さん・・・むむむ。どうぞ、ぜひお手にとってご覧くださいませ。(編集:ハムコ)
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実際に動く『アニメーション 想像をいざなう形と動き』

今年のムサビ入学式は4月2日。珍しく桜は三分、四分咲き?今年のお弁当は・・・これを食べながら、去年の入学式は吉祥寺校で、西本企良先生と一緒にお弁当をいただいたっけなぁ・・・と思っていたら、西本先生からメールをいただきました。なんたる嬉しい偶然!西本先生はご著書『アニメーション 想像をいざなう形と動き』を2022年3月に上梓されてから、その「資料」として実際の動きをご自身のサイトで公開しておられます。まだまだ「工事中(現在進行形)」とのことですが、第3章のNo.41までご覧いただけます。追加などが一目でわかるトップページをご紹介しますので、ぜひクリック!(編集:ハムコ)
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来期の教科書@ムサビ出版局

一昨日、ナジヲが入口のテーブルと椅子をご紹介しました。いま、テーブルの上にはこんなお花を飾っています。「引越祝いに」と、金子伸二先生がお持ちくださいました! お花があると、とっても嬉しい。ソワソワしてないで、そろそろ地道に仕事せねば。昨年からお願いしはしていましたが、来期の教科書を執筆される先生方に、スケジュール再確認のメールを差し上げたところ、『パッケージデザインを学ぶ』の福井政弘先生が駆けつけてくださいました。「こ、怖くなって、、、い、いえ、ちょうど添削で学内にいたんです」う〜ん、最初の一言は気になるけど、同じ学内っていいなぁ。。。来年4月刊行の通信教育課程の教科書は、上記の『パッケージデ...