いぬ・ねこ・かえる

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関野吉晴先生「地球永住計画」

アマゾンに住むマチゲンガの人々は、森で誰かに会うと「アイニョビ?」と挨拶する。(そもそも、めったに誰かに会わないらしいけど)聞かれた人は「アイニョ」と答えるという。「アイニョ」は「存在する」という意味で、「ビ」は「あなた」。「あなたは存在するか?」と問いかけて、「存在する」という答えがかえってくる。不思議な挨拶だ。「お前、いるか?」「おるよー」あなたが生きてるだけでOK!という素晴らしい挨拶、これ以上ステキな言葉はない、と関野吉晴先生が話すと、感動してしまう。そもそも、国分寺の町角で関野先生が自転車に乗っているだけで、カッコイイ!とうっとりしてしまうハムコ(ほんま、かっこええねん)その関野先生...
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スピンが好き(小さいわたし)

大分県立美術館イサム・ノグチ展が11月17日にオープンする。正式なタイトルは、「20世紀の総合芸術家イサム・ノグチ    -彫刻から身体・庭へ-」である。館長・新見隆先生の渾身の企画だろう。同時に、新見先生のノグチ論『イサム・ノグチ-庭の芸術への旅』が弊社から刊行の予定だったのだが、大分県美への納品は、12月20日頃になりそうだ。書店発売は、うまくいけば年内、松の内には並んでほしいと願っている。『イサム・ノグチ-庭の芸術への旅』全328ページ、図版がぴたりとおさまったのは一昨日のこと。まだアメリカ著作権協会からOKが出ていない。掲載図版は55点。デザインは馬面俊之さん。馬面さんから、さきほど表...
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さいきんの「しみる」出来事

昨夜9時ちかく、100枚くらいのA4プリントをテーブルの上で、トントンと揃えていた。静かな夜の編集室に音が響く。「うるさくてごめんよ〜」とハムコが言うと「とってもいい音、シアワセな音」とt:eeh。「え? シアワセな音なの、これ?」「だって、もうそろそろ終わるってことでしょ?」なるほどねぇ・・・考えたこともなかったけど、ふわ〜んと何かが浸透するような気持ちに。そして今日も眉間に皺を寄せてモニターを見ていたら、恩師のM先生から電話。「さきほどメールを出したのですが、トラブルがあったらしくて、たくさん届いて御迷惑をかけているのではないでしょうか?」メールをチェックすると、同じものが2通きている。「...
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守り守られるから守る眼差し

オランダの信号。なんと、ミッフィー~!!!(写真提供:助机さん)ミッフィーシグナルなら、信号無視とかできない、したくない…(…いえ普段もしませんけど)そしてこんな写真も送ってくれました!(…心なしか、MAUP感がf^_^;)なんだか、進んでゴミを捨てたくなるゴミ箱です(^o^)こういう街づくり、いいですよね。今日は癒しに徹底した内容でお届けいたしました^_^[総務:ピロイ]
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蜂の巣

 帰宅したらブーンと、入り口でスズメバチが飛んでいました。玄関脇の植木を見ると、小さな巣が。びっくり。 対策を考えているうちに夜に、夜ならば寝ていると思って木の枝を切ったのですが、どこにあるか暗くて不明。そうしているうちに、またブーン。こわくなって家にこもりました。 翌朝4時に起きて頑張ったのですが、朝日が昇り始めると動き始めて、下記の通りで防衛体制。うーん。 最終的には、ゴキブリの殺虫剤を空中に噴霧して、皮膚をすべて手袋や帽子や布で覆いつつ、剪定ばさみを突き出した銃剣突撃を敢行。なんとか、蜂の巣をビニール袋に収めることが出来ました。 ご近所でも突然に蜂の巣に気づくケースがあるとのことでした。...
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よい子、わるい子、ふつうの子

8月31日、泣きながら宿題をやる子はよい子なのか、わるい子なのか、悩むところである。しかも東京は、雨。昨日の締切になん音沙汰もなかった各位から「あと1週間おねがいします」という懇願が今朝はつぎつぎと。。。メールをいただけるうちは「脈がある」ということで、吉報だと思わねばならない。「特別支援教育」の御原稿を読んでいるとあたしもADHD(注意欠陥多動性障害)かも!と思えてならない。「周囲の人間関係や環境の改善によって症状が軽減されていく例もある」って、やっぱそうかもなぁ・・・「中枢神経に何らかの要因による機能不全があると推定される」から、調べてみないとわからないことだけれども。たまたま美術学校のよ...
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芸術文化がつくる地域社会

今井良朗著『ワークショツプのはなしをしよう 芸術文化がつくる地域社会』は、徳島県神山町、北海道網走市、長野県安曇野の松川村での、地域固有の記憶と文化を核としたワークショップの試みを伝える本です。こうした本を編んだ背景には、かつて芸術や文化は生活とともにあったのであり、いまも記憶の中に残る伝承を繫ぎ再生産することで芸術と地域社会の新しいあり方に寄与したいという著者の信念があります。昨日、民俗学を学ぶ友人の案内で奥多摩根元神社の獅子舞を見てきたのですが、これが勇壮でで素晴らしくて、まさに地域固有の記憶と文化を伝えるものでした。境内で朝から夕方の6時まで、7つのタイトルの獅子舞があって、私たちが見た...
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芸術の不可能性 瀧口修造 中井正一 岡本太郎 針生一郎 中平卓馬

昨日あたりからやっと日差しが戻ってきました。しかしギラギラとした夏の日差しにはかなり、遠い。高島直之著『芸術の不可能性 瀧口修造中井正一岡本太郎針生一郎中平卓馬』のカバー、帯などを昨日入稿しました。カバーに施した加工がどんなふうに仕上がってくるのか、ドキドキしつつ楽しみです。そして本日本文を入稿!!いよいよですが、ここからがもう一山。書影などご覧いただける情報が整い次第、順次お知らせしますね。7月初旬の夕暮れです。JR吉祥寺駅からMAUPに向かう中央線沿いの道路で東に向かって撮りました。夕立のあと東の空から晴れ始め、西に雲が残っていたので、東の空がこんなふうに赤く、というよりマゼンタ系に染まっ...
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新潟どーんっ!!

お盆明けは、各地の名産品が並びますよね。スイカは呑猫さんの、花火玉あられはピロイの、帰省土産です。そうです。ピロイと呑猫さんは同郷です。米どころ、新潟!Wow!!花火が開いたようなスイカばぁーん!鮮やかです。(効果音多いな..笑)‘花火玉あられ’は、実際に打ち上げ花火で使用されている玉殻です。(姪っ子チョイス!!)で、この中にあられが入っていると思いきや、下の台にあられが入っています。完全オブジェ用。五号玉は、直径15cm。比較対象にカエルくん。開火高度は200m。開火直径は100m。今気付きましたけど..花火って、「開花」じゃなくて「開火」って書くんですね。新潟は、お米やお酒だけじゃなく、花...
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札幌:大学出版部協会夏季研修会2017(後半)

札幌で行われた大学出版部協会の夏季研修会、2日目の午前中は珍しくフリータイム。今回、研修会がメインであることは当然ながら、イサム・ノグチ作品を見ることも重要なミッションであることから、まずは大通公園の西8丁目と9丁目の間にある《ブラック・スライド・マントラ》を見に行く。ハムコ、すべります!石なのに、吸いつくような肌触り。この滑り台は、かがまねばもぐれないような穴が裏側に刳りぬいてあり、そこから階段をあがって、くるりとすべりおりる構造。暗い胎内から、明るい外の世界への誕生を想起させる装置だ。その後、北大植物園へ。あまりの美しさに、言葉を失う。そうだ、吟行という目的もあったのだが、何もかたちにでき...