ネガティブ・ケイパビリティ
読売新聞の書評欄に載っていた帚木蓬生著『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』が編集スタッフ(といっても3人ですが)の間で話題になりました。「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、もともとは英国詩人、キーツが1817年に書いたという「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」を指すのだとか。ハムコが「これ読んでみて」と指差した書評を読みながら、t:eehは具体的な生活の、あらゆる場面での民主主義の困難に思いを馳せた。かなり真剣に。そして思索(そんなたいそうなものではないが)とか妄想とか夢想とかの、具体的ではない世界において、シェイクスピアの戯曲やら...