いぬ・ねこ・かえる

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新潟どーんっ!!

お盆明けは、各地の名産品が並びますよね。スイカは呑猫さんの、花火玉あられはピロイの、帰省土産です。そうです。ピロイと呑猫さんは同郷です。米どころ、新潟!Wow!!花火が開いたようなスイカばぁーん!鮮やかです。(効果音多いな..笑)‘花火玉あられ’は、実際に打ち上げ花火で使用されている玉殻です。(姪っ子チョイス!!)で、この中にあられが入っていると思いきや、下の台にあられが入っています。完全オブジェ用。五号玉は、直径15cm。比較対象にカエルくん。開火高度は200m。開火直径は100m。今気付きましたけど..花火って、「開花」じゃなくて「開火」って書くんですね。新潟は、お米やお酒だけじゃなく、花...
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札幌:大学出版部協会夏季研修会2017(後半)

札幌で行われた大学出版部協会の夏季研修会、2日目の午前中は珍しくフリータイム。今回、研修会がメインであることは当然ながら、イサム・ノグチ作品を見ることも重要なミッションであることから、まずは大通公園の西8丁目と9丁目の間にある《ブラック・スライド・マントラ》を見に行く。ハムコ、すべります!石なのに、吸いつくような肌触り。この滑り台は、かがまねばもぐれないような穴が裏側に刳りぬいてあり、そこから階段をあがって、くるりとすべりおりる構造。暗い胎内から、明るい外の世界への誕生を想起させる装置だ。その後、北大植物園へ。あまりの美しさに、言葉を失う。そうだ、吟行という目的もあったのだが、何もかたちにでき...
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ネガティブ・ケイパビリティ

読売新聞の書評欄に載っていた帚木蓬生著『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』が編集スタッフ(といっても3人ですが)の間で話題になりました。「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、もともとは英国詩人、キーツが1817年に書いたという「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」を指すのだとか。ハムコが「これ読んでみて」と指差した書評を読みながら、t:eehは具体的な生活の、あらゆる場面での民主主義の困難に思いを馳せた。かなり真剣に。そして思索(そんなたいそうなものではないが)とか妄想とか夢想とかの、具体的ではない世界において、シェイクスピアの戯曲やら...
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八重桜の森

3日から7日まで5連休でしたが、MAUPの人々は特にこれといったイベントもなく淡々と終えたようです。t:eehも例年どおり。掃除洗濯衣替え庭仕事と、朝から晩までクルクルクルクル動いて連休の予定を無事クリアしました。いつもお彼岸の頃に、実家の用で1週間ほど関西に滞在するのですが、今年の3月はあれこれ落ち着かず、1ヶ月ずれて4月中旬すぎの関西行きとなりました。なごりの八重桜です。4月21日あたりかな。山道に延々と八重桜の森。歩いても歩いても右側に桜の森が続いてました。携帯の画像なので、人の眼が見るような視野で八重桜の森をお伝えできなくて残念です。さきを急いでなければ、八重桜の奥へ奥へ分け入っていき...
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成長との再会

姪っ子作。最近、絵でも工作でもお料理でも…何か作るなり、彼女たちの母である、ピロイの姉のスマホ経由で、私に送られてくる写真。で、数分後に電話が来て、「見た?どぉ?いいでしょ?」めっちゃ感想を求められる(笑)…かわいいです♡小5と小3の女子。 (…ちょっと離れて3才のメンズもいます)最近は、好きなコの話しを、もっぱら聞かされる(笑)「女子だなぁ。。。」って母に言ったら、「あんたたち3人(ピロイは三姉妹です)も、こうだったわよ(笑)」私たちの生態は、大して変わっていない。もうすぐ、会えます。ゴールデンウィークに帰省される方、海外へ行かれる方も多いと思います。みなさまどうぞお気をつけて…[総務:ピロ...
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いぬ・ねこ・かえる… 稀にうさぎ。

吉祥寺校の裏にある公園の桜の木♧もうほぼ緑です。初夏な陽気が続きますね。今週から、日傘始動です。ImetMiffy…すみません。こんな内容の日があっても、いいでしょうか…f^_^;)先日、組版マスターMさんと、ミッフィー三昧な一日を過ごしました。ミッフィー、かわいかった♡ミッフィーと一緒に写真を撮れる列に並んでいて、前の人が、「きゃぁ〜♡ミッフィー!!かわいいっ〜!!」hughug!!…って、めっちゃ黄色いテンションで^_^…もうあのテンションにはなれないですよねぇ…って、ちょっと‘自分に’しらけながら、冷めながら、いざミッフィーの元へ…「きゃぁ〜♡ミッフィー!!かわいいっ〜!!」hughug...
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「じゃあ、またね!」と錦平先生は云った

『現代アート10講』の9番目、木田拓也先生の「現代工芸とデザインの地平 クレイワーク」に中村錦平先生の展示風景を左右裁ち落としでどかーんと入れさせていただいた。錦平先生のスパイラルガーデンでの「東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」は、会場からあふれんばかりの迫力で、陶芸作品なのか、工業製品なのか、「陶芸」の概念を打ち破るような展示。これぞ、クレイワーク。去年の夏、まずはお手紙をさし上げて、掲載を希望している画像の見本として、既刊書のコピーを同封した。後日、緊張しつつ錦平先生に電話をすると「なんて書いてあるの?」と言われ、小学生のように木田先生の御原稿を読みあると、「うん、それならもっといい...
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かっこいいわけ

Dresstudy35号掲載のインタヴュー「来るべき未来のマザー」で津村耕佑先生が、自身のブランドの中でメモリアルな性格を持つのはFINALHOMEとMOTHERだと語っておられます。FINALHOMEは究極の家というコンセプトを持つナイロン素材のコートで、ポケットが44個もあります。このポケットは裏地と表地の隙間(空間)をポケットと見立てたもので、その構造そのものがFINALHOMEの基軸なのですが、夢も希望も異議申し立てもポケットに詰め込んで生きてくぜ、みたいな颯爽としたかっこよいコートです。ママコートのMOTHERもナイロン素材のコートで、お母さんが、抱っこした赤ちゃんと自分を包むように...
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図書館散歩

週末の東京は、曇天と雨。それでも桜散歩にでた。お鷹の道から武蔵国分寺公園へ。あっちに桜、こっちにも桜が・・・と追いかけていたら、都立多摩図書館の前に出た。そうだった、1月末にオープン。雑誌と子ども向けの図書が専門で、もちろん業界紙まで揃っている「使える」図書館なのだが、ムサビのゆったりした図書館に慣れているせいか、什器のせいなのか、とても狭く感じる。しかし、つぎからつぎへと知らない雑誌を手にするのはとても楽しい。散歩の途中に立ち寄るには、絶好のロケーションだ。と、満足して帰宅してから「しまった!」どうして『詩とメルヘン』のバックナンバーを見てこなかったんだよぅ。先日、スズキコージさんの『ドーム...
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『ドームがたり』から『現代アート10講』まで

アーサー・ビナード作、スズキコージ画『ドームがたり』は玉川大学出版部から刊行されたばかりの絵本だ。主人公「ぼく」は、広島の原爆ドーム。チェコ人の建築家によって1915年に竣工した「ぼく」こと広島県物産陳列館は、じつにハイカラな建物で、当初は美術館・博物館のような役割も果たしていた。たいへんな賑わいで、「ぼく」の口調も得意気だ。しかし戦争が激化すると官公庁の事務所となり、ついには1945年の閃光によって廃墟と化す。「ぼく」は痛みと、悲しみと、無念を語りつづける。やがてスズメや、アオサギや、ミミズがまた少しずつ「ぼく」に寄り添うようになる。そういうお話だ。「ぼく」は、どうして死ななかったの?みんな...