いぬ・ねこ・かえる

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カラスの濡れ羽色の鳩

凹山人が気の早いつばめを見かけたそうですが、同じ黒い鳥でも、t:eehは昨日、黒い鳩を見ました。見たというか、見つめ合ったというか。鳩が群れることの多いお店の店先でひと休みしていたらおよそ1m先の真正面にそいつがやってきました。どう見ても鳩の体型なんだけど、つやつやとした黒い羽はまさにカラスの濡れ羽色で、およそ鳩らしくない目つきをしている。端的に言うと目つきが悪い。その悪い目つきがかっこいい、と思い写真を撮りました。逃げないうちにと慌てて撮ったのでぼけちゃいましたが、彼(と言いたくなる面構えなんですよ)は逃げるどころか、泰然自若、我関せずというかんじ。クリアな画像でかっこいい面構えをお見せした...
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満員御礼 ジュンク堂池袋トークセッション

昨日3月23日の19時半より、ジュンク堂池袋店で深澤直人先生と板東孝明先生の『ホスピタルギャラリー』刊行記念トークセッションが開催されました。おかげさまで満員。会場は、ほぼ左半分が卒業生はじめ若い方々、右半分はダークスーツ姿が多く、男女比は半々。幅広いファン層をうかがわせる会場風景でした。御参集の皆様、まことにありがとうございました。無口で小柄な深澤先生、大柄で饒舌な板東先生、まったく正反対に見えるおふたりが、2年生の必修科目「形態論」を担当されて、そこに齟齬はなかったのか知らん。。。最初の頃、おふたりの作品評価は正反対なこともあったようだが、「わごむ」の課題で板東先生が思わず「わかった!」と...
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3月のクリスマスローズ

啓蟄過ぎて6日にもなろうかというのに、いっこうに暖かくならない。東京は朝からずっと冷たい雨が降ってます。そのせいか、いつもびっくりするくらい大きな声で鳴く鳥(灰色でギョーッとかギエーとか鳴く奴です)の声がまったくきこえなくて、ちょっとドキドキしてました。5年前の3月末、鳥の声がきこえない時期がありました。あの季節を思い出して「鳴いてよ...怖いから」と思ってた。一瞬薄日が射したように明るく思えたお昼前、高々と「ギエーッ」という鳴き声が響きました。ほっとしました。 クリスマスローズです。いつもこの季節に大地に祈りを捧げるように低い枝から咲き始める椿は、どういうわけだか去年の11月から咲き始めてい...
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マジで取り組む

4月から使用する教科書がいよいよ印刷段階になり、編集担当としては、全身が弛緩するような状態ながら、あれでよかったのか、これはよかったのか、などなど複雑な心境でいたところ・・・え、まじ?大学公認のキャップではないのだけれど、マジでうちでもつくろうかなぁ。。。いいね![編集:ハムコ]
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『マルチメディアを考える』3月発売

清水恒平先生『マルチメディアを考える』のゲラが外部校正から今朝、戻ってきた。ぎゃっと明らかな脱字、なるほどここはわかりづらい箇所なのかな、という指摘の数々。明日、清水先生に相談をし、最終調整をして入稿という最後の正念場みたいな状態です。この書籍の装丁は、寺井恵司さん。寺井さんより、欧文タイトルを入れたいとのこと。「ThinkingaboutMultiMedia」ではいまいちか・・・こういうときは、ムサビ言語文化研究室の0先生に「たすけてください!」とメールでお願いし、お知恵を拝借している。『マルチメディアを考える』は、デザイン情報学科「マルチメディア表現」の教科書であり、テクノロジーとデザイナ...
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出世魚

まじめな話のあとに「なんじゃ、それ」な話です。申し訳ない。まだ深海暮らしなので魚の話ね。関東ではお正月の魚は新巻鮭と言われますよね。よく知らないので違っていたらすみません。関西のお正月の魚は、鯛はもちろんですが、ブリが大事です。鰤。脂ののりきったブリのお刺身はほんのちょっとお醤油につけただけで脂がじわーっと溶けるのであります。わさびを効かせたお刺身と、白みそ丸餅のお雑煮はとてもよく合う。程よく塩をして焼いたブリもお雑煮によく合う。雑煮はもちろん、たっぷりと贅沢な出汁を引いて、正月用の特別な白みそ(普通の白みそよりも色は白くて甘みが勝ってます)を使います。普通の白みそより。とろんとした甘みがある...
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深海より

いつのまにやら1月末なんですね。今年初のブー当番です。ずーっと深い海で過ごしてました。深度3000mくらい? 当然光は射さない、極彩色の海の生き物も見かけない。暗い海の底に、紙の束と無数の赤字と付箋が飛び交ってるわけです。殺伐としてます。この深海暮らしは2月の第1週まで続く予定で、いま最後の土壇場前の一瞬の休息、みたいな感じです。時たま庭の花が咲いているのに気づくわけです。3月のお水取り前に咲き始める椿が去年の11月頃からずっと咲いてます。お正月はいつもつぼみばかりなのに今年は花盛りでした。パソコンの都合でどういうわけだかこれ以上写真をアップできないのですが、下の椿は2015年11月に咲いたも...
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『ホスピタルギャラリー』は何の本?

先週末に納品された『ホスピタルギャラリー』編者である板東孝明先生、ブックデザインの平野昌太郎さんにまずはチェックをしていただき、次に著者である深澤直人先生、香川征先生にお届けする。それから協力してくださった方々に御礼のお手紙とともに献呈。ようやくその作業が一段落した。徳島大学病院ホスピタルギャラリーbeの開設当初から展示写真を撮り続けている川崎孝志さんは、深澤先生、香川先生との打合せにも同行してくださり、その写真も『ホスピタルギャラリー』に収められている。献本後すぐに川崎さんからメールをいただいた。「焼きたての本といいたいところですが 刷りたての本が届きました。 急いで箱を開封し 出現した本の...
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ドキドキする毎日

昨日のMAUPは、祝日とはおもえないほどの人口密度。4月1日奥付の教科書5冊の入稿が迫っている。「まだ索引がぁ…」という静かな叫びとともに帯を考えたりという「付きもの」の準備も粛々とすすむ。『新しい教育相談論』の装幀案が今朝、臼井新太郎さんから届いた。まだラフ案だけど、見せちゃおうかな。教職課程の教科書は、かっちりと真面目な印象が重要。ただし、ムサビらしく、明るい臨場感がほしい。限られた写真を使って、臼井さんは見事にリクエストに応えてくださった。編者の先生方にも好評。3月中旬発売の予定です。一方、しあさって15日に『ホスピタルギャラリー』納品。ううう、ど、ど、ど、ドキドキする。どうか綺麗に仕上...
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本日最終日?

「見積、午前中たのむー」これくらいは、普通の日本語としてじゅうぶん通じる。が、今日のMAUPは隠語(?)が飛び交っている。「マルチメディア註フリーおねがい」(共有サーバーに『マルチメディアを考える』註の原稿を入れたので組版をしてほしい)「メール入れる徳島」(徳島大学病院に納品する際の、窓口の住所をメールしたので、印刷所に指示してほしい)「馬の尻キレてた〜!」さすがに、これは通じなかった。そりゃそうだ。ある図版について、馬の全像を入れてほしいと著者に依頼されていたのをすっかり忘れていたのだ!先週末からハムコは「なんか忘れてないか症候群」にとりつかれ、その結果、会話が断片的になっている。「まだ足で...