いぬ・ねこ・かえる

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椿が3輪

それらしい気分はなくとも、充実した新年を迎えた(と思える)凹山人。一方、t:eehはひたすら寝ていた。年の暮れまでとにかく一気に走り抜け(黒豆も炊いた、だし巻きも巻いた)、ただただ寝ておりました。箱根駅伝も大学ラグビーもほとんど見ていない。ずーっと猫と一緒に寝ていた。凹山人とかろうじて同じなのは、年賀状を受け取ったことくらい。しかも今年の年賀状は書き初めでしたし...。凹山人の展覧会は2月2日から14日までです。くわしくは凹山人からの続報をお待ちください。一方、寝正月のt:eeh。こんなことではいかんので、もうちょっとしゃきっとしたいと、松飾りを外しながら自分に誓いました。それから、いつも3月...
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七草粥とワカメスープ

昨日、1月7日。七草粥とワカメスープをいただきました。1月7日の七草粥。そして韓国ではお誕生日にワカメスープをいただく習慣があります。日韓の風習どっちも満喫!…いえ、毎年誕生日アピールしてる訳じゃなくてf^_^;)すみません。やっぱりいろいろ印象に残る日な訳で…脳内の新鮮な部分に、感情通さないようなとこあって、活字への配慮、しなきゃですね。2015年も、どうぞよろしくお願い申しあげます![総務:ピロイ]
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今年は美大の年

新年、あけましておめでとうございます。2015年、ひつじ年です。羊といえば、中国の古典『易経』では、:||と書いて、兌(よろこび)の象徴の動物。羊さんが二匹で、:||:||となって、兌為沢となって、「兌、亨、利貞」(兌は亨る、貞しきに利あり)となります。ということで、きちんとしていたら、お得っていうとてもよい年なのです。後漢の許慎の『説文解字』には、「羊、祥也」とあります。羊はおめでたい動物だと。この「羊」を部首にする文字として「美」があって、「美、甘也、从羊从大」(美は甘なり、羊に従い、大に従う)とあります。つまり、羊さんと大きいという二つ文字が合わさ美になって、甘い、おいしいってことですね...
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初春の危機管理

あけましておめでとうございます。本日から始業の方々が多くいらっしゃると思います。みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。いつもよりは早く出勤しよう、その前に「燃えるゴミ」を出さねば。右手に書類鞄(年末に読んだ『graphicelements』と『造形ワークショップ入門』のゲラ2本)+おべんとう+足元用電気マット(年末、あまりの寒さについに購入)、左手にゴミ。予想以上に重いなぁ。ホカロンも持って行こう。玄関を出る、エレベーターに乗る、1階のボタン押した瞬間、げっ!おうちに忘れました。ハンドバッグ。取りに行けばいいと思うでしょう、でもね、オートロックなので鍵がないとあかないのよ。鍵はハンド...
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メリー・クリスマス!

6歳になる姪っ子1号がトナカイが引っ張る橇に乗ったサンタクロースをすらすら上手に描くのを見て驚いた。かなり写実派だったはずの1号が、見たことない(はずの)光景を描いている(彼女はふだん南国に住んでいるのだ!)「雪が降る」という現象すら認識しているかどうか危うい。しかし、絵本をはじめビデオやネットで大人が想像する以上に1号はいろんなことを見聞きしているのだろうなぁ。。。ハムコは子どもの頃に絵本を読んでいて、どうしても「切り株」というものが理解できなかった。どこかの山で母が「これが切り株よ」と教えてくれたのはとてもとても小さくて、自分のイメージとはかけ離れており年輪というものもまったく理解できなか...
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パピルスの冬越し

 もう12月1日、いかがお過ごしですか。 出版関係者なら大好きな植物、カヤツリグサ科のパピルスが今年も元気だったので、今年も冬越しの準備です。 ナイル川なみに繁殖されると困るので、できるだけ栄養を少なくして小さく育てているのですが、今年は水瓶から外に出るような調子になって、やっぱり古代の出版文化を支えた植物はすごいなと思いました。 霜や雪はだめなので、今日は伐採して金魚ヒータを設置しました。どうか元気に冬越ししてほしいと思います。パピルス紙によらない出版の時代になっても、みんなに敬愛されたパピルス。電子出版の時代の冬越し、がんばります。(ケロT取締役)
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11月の猫

11月は来週でおしまい、という組み版マスターの言葉に呑猫が愕然とした、というmaup日記を読んで、t:eehもまた、愕然としている。何回カレンダーを睨みつけても日にちがずれたりはしない。担当テキスト基礎編のレイアウトがおわり、著者に校正紙を送り続けて、これから応用編に突入です。例年のごとく、時間との追いかけっこである。毎年毎年なんでかこうなる。緻密に考えていくと胃がキリキリしそうなので、こんなときはふわふわの猫に限るのであった。こんなふうに、この時期の天気の良い日は猫は2階でひたすら日向ぼっこ。ものすごく幸せそうな満ち足りた顔をして寛いでいる猫なのである。編集:t:eeh
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スメイヤーズ先生の課外講座【終了御礼】

先週の月曜日、『カウンターパンチ』原著者のフレット・スメイヤーズ先生の課外講座が視覚伝達デザイン学科主催で行われました。広い会場が閑散としていたらどうしよう、この日に初売りができなかったらどうしよう・・・つまらぬ心配をよそに、学外からのお客様も多く、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。みなさま、どうもありがとうございました。まずはスメイヤーズ先生の書体デザイナーとしての仕事紹介。ナイキのロゴもあれば、経済誌のタイトル文字あり、空からしか全体を見ることができないアムステルダム駅舎屋根の巨大な「駅名」まで・・・すごいなぁ。つぎに教育者としての仕事、さらには研究者(歴史家)としての視点。「書字...
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新刊いろいろ。

『必然的にばらばらなものが生まれてくる』刊行からはや、二ヶ月経とうとしています。10/19は読売新聞で、青木淳さんに書評していただき、おかげさまで大好評です。田中さんと清水知子さんのジュンクトークイベントもあっと言う間に定員いっぱいに。担当者として、嬉しいことばかりです。さてさて、編集ハムコのブログにもありますが、フレット・スメイヤーズ著,山本太郎監修,大曲都市訳で『カウンターパンチ16世紀の活字製作と現代の書体デザイン』が11月25日に書店発売予定です。いよいよです。これもデザイナーさんや、タイポグラフィ関係者、出版関係者や通好みの名著となっています。お楽しみに![営業ずっち☆]
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大曲都市訳『カウンターパンチ』 (5)

できあがったばかりの本は、たいていは10冊単位でクラフト紙に梱包されて、製本所から版元に届く。「納品でーす」と、この包みがテーブルに置かれてもその梱包をすぐにあけることができない。誰かにあけてもらって、そっと後ろからのぞきこむ。制作担当の呑猫が、きちんと座って1ページずつ繰る。奥付まで確認して「はい、ノンブルは通っています」という声を聞いてから、恐る恐る手に取る。手にした瞬間、本がすーっと宙に浮く。ああぁぁ、これで、もうわたしの手からすっかり離れて、遠いとおい見知らぬ読者のもとに行ってしまうのだ!こんな話はカメラマンの山田能弘さんにしたことはない。にもかかわらず、その瞬間を切り取ったような書影...