いぬ・ねこ・かえる

いぬ・ねこ・かえる

ぼけている…

風が怖いほどに吹いてます。青嵐って五月の季語だったよな、とか、そう言えば去年の五月も風が強かったっけ...とか。近くの公園の大木の上の方のしなり具合に、ドキドキしながらやってきたt:eehですが、大木ならぬ、とても可憐なナルコユリを。丈は15〜20センチくらい、「半日陰でも育ちます。丈夫です」と言われ、6年ほど前に3株植えました。ところが、猫が塀に飛び乗るための通り道であったり、猫が虫や蝶々を追いかけて突進するのが大体このあたりだったりで、毎年、伸びたとたんに猫に踏まれ蹴散らされ、こりゃ駄目かも、と思っていたのですが、ノイバラが張り出して、猫の通り道が変わり、ナルコユリは元気になりました。.....
いぬ・ねこ・かえる

カエルもたいへん

「先生、大変でした」と学生から報告があった。学内の池のシートの老朽化などで水が流れたり、せっかく生まれたオタマジャクシが危機に瀕する事態があった。今年は日本画の池のオタマジャクシは写真のようには順調に育っている。ただ広場の池では水質が良くないためか、状態はよくない。武蔵野美術大学の最大のヒキガエル繁殖池は、ノーゲ海と呼ばれたブルーシート製の共通絵画研究室の池だった。それ以前は水はけの悪かった時代の共通彫塑の堀などが知られる。ノーゲ海は9号館建設にともなって取り壊され、建築学科の池と、旧2号館中庭のカエル池がつくられた。武蔵野美術大学短期大学部の廃止と芸術文化学科・デザイン情報学科の新設がこの背...
いぬ・ねこ・かえる

沖縄県産本に学ぶ

大学出版部協会の編集部会では4月17-19日にかけて那覇で春季研修を行いました。総勢23名!沖縄には多くの版元があり、しかもそれがたいそう盛んらしい、ぜひとも現地で・・・2年がかりで計画した研修会の初日はシンポジウム「豊饒な出版文化を求めて」。「沖縄県産本」とは、沖縄で出版された書籍の総称です。沖縄の版元から3名の方々をゲストに、出版事情、現状と課題をうかがいました。敗戦から72年の返還まで、本土からの書籍は「輸入」、返本は「輸出」、いずれもコストがかかるために書籍の「地産地消」の知恵が生まれたとのこと。(ちなみに沖縄では「知恵ある人」のことを「ジンブナー」というそうで、宇田智子さん『市場の古...
いぬ・ねこ・かえる

おねえさん指

ピロイちゃんのブログを読んで和んでいたら、本日のブー当番はt:eehでした。目が醒めた。目は醒めたもののネタがない...。昨日あたりからモッコウバラが咲き始め、よい香りもし始めたのですが、写真も撮ってないし...。人と話していて、薬指の名前が出てこなくて「えーと、えーと、ほら、おねえさん指」と言ったら、誰?と真顔で返された。親指が「おとうさん指」、ひとさし指が「おかあさん指」、中指が「おにいさん指」、くすり指が「おねえさん指」、小指が「あかちゃん指」と説明したところ、聞いたことがない!!と言う。子どもの頃、そう呼びませんでしたか?それにしても、おかあさん指は置くとくとして、ひとさし指ってあんま...
いぬ・ねこ・かえる

おしゃれなガスマスク

知り合いが、おしゃれなガスマスクを探すと言う。今年から花粉症に新規参入しちゃったんだそうです。眼がとくにひどくて、涙は出るし痛いしで、花粉症専用の気密性の高いメガネが手放せないそうです。マスクはもちろん。するとどうなるかというと、メガネが曇るわけです。気密性の高いメガネだからすぐ曇る。t:eehは普通のスカスカのメガネ装着者で、それだってすぐ曇るけど、わりと平気で歩いてます。(ハムコに「サングラスしてたよね」と言われ、「いや曇ってただけ...」と答えざるをえないこともあった)とてもおしゃれな知り合いは、やむを得ずマスクを下げてメガネの曇りを防いでいるそうですが、鼻の穴が出ていては意味がない、と...
いぬ・ねこ・かえる

カエルの木、芽吹く

1月7日に紹介した巨大化しつつある謎の植物、自称カエルの木ですが、枝が天井を這うようになって倒れそうなので、ばっさり伐採しました。そして2週間で新しい芽がでてきました。写真中央部です。ほんとうにすごい木だと思います。4月1日から消費税値上げですが、武蔵野美術大学出版局のウェブページの表示や商品管理システムなどいろいろと課題がありました。もちろん、構造不況的な業種である出版業で、書籍がどう動くかが心配ですね。とりわけ弊社は大学教科書会社ですから、4月が最大の市販売り上げの月。どうなるでしょうか。大変な時期ですが、春は冬眠していた草木も芽吹きますように。【ケロT取締役】
いぬ・ねこ・かえる

椿の話

すごい雨風です。このぶんでは庭の椿は散ってしまったかも。2014年3月11日の椿です。今年も地に向かい咲くのでした。いくつか蕾が開いて、散って。まだまだ蕾がたくさんあります。繰り返し何輪も地に向かって咲く。繰り返し繰り返し。被爆した牛を殺せずに40頭を飼い続けていたけれど、牛が草を食べる場所が汚染土の仮置き場になり、引き取り手のない32頭を殺したというテレビ番組を見ました。「情けないよ」と苦労して冬場の牛の草代を負担し続けた男性が言ってました。いまも、福島で東北で日本中で、海で、世界で多くのものが奪われつづけていて、だから椿は頭を垂れて咲くのだと思ってる。大惨事のすぐあと、家々の屋根を見るたび...
いぬ・ねこ・かえる

なんとか、冬越しのパピルス

先月も紹介した我が家のパピルスです。大きな被害をもたらした2月の2回の大雪ですが、屋外のこの植物には雪ん子のように囲いをして、なんとか助かりました。すこし囲いやすいように切ったのですが、根元は元気です。さて、ことしの通信教育課程教科書6冊の新刊です。例年4月からの授業にあわせて、通信教育課程学生に通信教育課程事務部から送り届けるために、この時期に計画に従って数点の新版が作成されます。白尾隆太郎監修『パッケージデザインを学ぶ基礎知識から実践まで』や今井良朗編著『絵本とイラストレーション見えることば、見えないことば』は、通信教育課程の実技系科目(造形総合科目)の教育内容をリニューアルする力作です。...
いぬ・ねこ・かえる

マジックワード

先日、妹の子の3ヶ月健診に付いて行ってきました。生後3ヶ月の姪っ子。首の後ろにあざがあって、なかなか消えないことを気にしてた妹。助産師さんに相談したところ…「コウノトリのクチバシの跡よ。忘れたころに自然と消えてるから、大丈夫。」……わぁ。この期に及んで、まさかのコウノトリ登場!コウノトリが連れて来た説、健在⁉と思いつつも、そういう発想、言葉のチョイス、なんかいいなぁ…と。ちょっとワクワクしたというか、事実のその先がキラキラした出来事でした。そんなふうに、「?」の正体をワクワクさせるような、「?」に物語を見いだしていくような言葉を、サラッと言えたらいいな…ベビーにあざはつきものだそうな…全部、コ...
いぬ・ねこ・かえる

特別支援教育は「特別」ではない

『美術教育の題材開発』は、ただいま印刷中です。この本は、18人の著者がいらっしゃいますが、最初にお原稿をいただいたのは、第5章の特別支援教育における美術教育に関するものでした。「特別」ですから、緊張して拝読しました。しかし、先生が普段からじっと生徒たちを見守り、なにができるか、どうしたら達成感を得られるのか、とにかく生徒に寄り添うようにじっと考える先生の姿に感動し、いまわたしがつくろうとしている教科書の立ち位置を確認するうえで、じつに貴重なお原稿でした。ちっとも「特別」ではありません。ごく当たり前の、あるべき教師の姿がありました。こういうセンセイになりたい!とおもいました。そして、こういうセン...