いぬ・ねこ・かえる

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お盆は3つ?

日本のお盆の時期は3つあるそうです。いや、ふたつでしょ、新暦の7月15日頃と旧暦の8月15日頃と。と思って調べてみた。ウェブ検索では、8月15日は月遅れのお盆と言うらしく、ほんとの旧暦のお盆は8月25から27日あたりとか。確かに暦を正確にスライドすればその辺りになる。が、不満である。広辞苑で「旧盆」を引くと「旧暦により営む盂蘭盆」と、たったこれだけ。ただし、盂蘭盆で引くと「地方により新暦の7月・8月など日が異なる」とある。盆踊り、送り火、阿波踊り。多くのお盆の行事が、7月なのか、ひと月遅れの8月なのか、正しく旧暦に合わせるべきかで悩んだそうです。そりゃ悩む。お盆は「ご先祖様」や死者と結びつく大...
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虫愛づる……

先日、帰宅するとセブン坊主が「行くー!」と何やらごねている。聞けば、夕方、母親と虫採りに行く約束をしていたのに、ついつい寝てしまったのだとか。もう暗いし、遅いし、明日にしようという母親の言葉も聞く耳をもたず、「行く~! 絶対に行く~!」。あー、こりゃあ行かないとおさまんないなあーと思い、行くことに。近所の野火止用水沿いに、クヌギやコナラがはえているのでさらっとパトロールすれば、採れなくとも満足するかなーと。しょうがないなー、まったく。用水に沿ってのびる道を懐中電灯片手に捜索開始。クヌギやコナラに出くわす度に、その幹を根元から照らしていきます。捕虫網と虫かごもって装備万全の坊主は、そうしているだ...
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ムラモゾウサン マチモゾウサン

ハ、ハムコさん!7月24日のブログについて、図版資料提供者の家鴨文庫さんから「引用が誤っている、ガアガア」との苦情が来ました!ただしくはムラモゾウサン マチモゾウサンだそうです。写真のとおり訂正します。つまり、村にも町にもぞうさんがいるってことなんですかね。ただ。戦時下の児童用カルタですから、他の読み札をみると、ぞうさんが励んでいるのはどうも増産かも…。あらためて平和のありがたさを感じる機会の多い夏ですね。[ケロT取締役]
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けふもぞうさん あすもぞうさん

本のジャケットに戦中のカルタを掲載することになり、某研究室のテーブルいっぱいに広げて選んでいた。彩りや、柄ゆきで選んでいくのだが、読み札のほうにも味がある。「今日も象さん、明日も象さん」「毎日、象さんと何するのかなぁ?」絵札には工場が描かれている。「象さんが手伝いに来るんじゃない?」「タイじゃなくて日本だよ、来るわけないだろ」「特別にタイから来てたのよ、きっと!」「それなら絵札は象さんでしょ」「今日も増産、明日も増産、だから象は来ないの!」MAUPの在庫表を横に置いて、次年度の通信教育課程教科書の発注数と比較し、増刷数を確認して、さらに改訂や新版を提案するのは毎年の恒例。この仕事をしていると、...
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7にこだわる男のバラ

7才と言って譲らない、凹山人んちの3才ぼうずはバラの花にも一家言あるらしい。「寝癖ですベンツ」といい、ファミリーマートのなまはげネタといいい、ほかにもいろいろ逸話に事欠かないほうずです。バラ図鑑を見て、これがいい、あれがいいと教えてくれるそうで、好きなバラはルチェッタ、マリアカラス、トボネ、ザ・スクワイヤ、ブルボンクィーン。マリアカラスって、あんた...。華やかでゴージャスなバラじゃないか。凹山人に、3才ぼうずの好みのポイントを教えてもらって、じゃあパレードとイブ・ピアッツェも好きじゃない?と聞いてみました。パレードは凹山人所蔵のバラ図鑑には載っていなくて、返事は保留。イブ・ピアッツェは「それ...
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カエルの公園彫刻

 あっという間に大学は前期授業も大詰めで、しばらくすると補講や前期試験の時期へ。通信教育課程はスクーリングの準備の時期です。 さてカエルさんの写真です。 武蔵野美術大学の共通彫塑研究室のみなさんが小川町一丁目区画整理組合から依頼されて、区画整理によって造成された3つの小平市の公園のための彫刻を制作されました。それが引き渡されて、今では立派に彫刻のある公園としてオープンしています。写真のカエルさんと一緒にみえるネットは、まだ1月に造成中のころのフェンスですが、この背景がある方が記念になると思ってアップします。 造形ワークショップと言えばカエルさんですが、その通称カエル本をテキストにする「ワークシ...
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グチョルさる

台風が来たら、はやくおうちに帰りましょう。そうです、わかっているのに・・・傘など役にたたないほどの暴風雨の中、帰宅してベランダをみると、大事な「冬あじさい」の鉢がひっくり返っている!ベランダに出るべきか否か。夜じゅう、ベランダをコロコロ転がってしまったらどうしよう。ようやく花が咲き始めたところなのに!上手に育てると2月にも花が咲く「冬あじさい」春になってベランダに出したとたんにグングン成長。夏の花がおわったら、ひとまわり大きな鉢に植え替えようと思っていたところにグチョルだ。ザザーッとものすごい勢いの雨の後、すこーし静かになる、その瞬間にベランダに出て、大きな植木鉢の間に埋め込むように置き直す。...
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シモンさまマイラヴ

いまさら先週の月曜日のことを書くのもなんですが、、、ムサビに四谷シモンさまが特別講義にみえました。高校生の頃からシモンさまの人形ファンであるハムコ、行こうか行くまいか迷いつつ、講義室に潜入。講義室は満席。今の時代にもこんなにたくさんのファンがいるとは、さすがシモンさま。人形はどうしてもつくり手の面影が人形の顔にでる。どうしても、だれがつくってもどこか似てしまう。それはなぜか。シモンさまいわく「自己愛なんですよ」あるときからシモンさまはその自己愛を否定することなく人形づくりをするようになったとか。。。しばらく忘れていた愛がよみがえります。[編集ハムコ]
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やがて足が出て手が出る。

文化人類学のS先生から「パン屋の裏に大発生しているよ」と教えられました。すぐに場所が分からずにエミュー周辺、4号館をグレートジャーニーしたのですが、あ、ここだったのですね。カエルの心を持った方がここにも生きていく場を与えてくださったのです。歌の影響で、手が出てから足が出ると思っている人が多いのですが、先に足が出て次に手が出ます。どんどんと成長中です。手も出た子どもたちが写真でわかりますでしょうか。写真はお皿ですくって短時間撮影しました。ご協力ありがとうございます。ヒキガエルの子ども時代は短いので、あとはしっぽがなくなると旅立ちます。偉大な旅に心から期待しています。S先生、ありがとうございます。...
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吉備大臣入唐絵巻を見るの巻

「早い目に行った方がいいよ。今度いつ見られるかわからないし」と友人に脅され、平日なら大丈夫だろうと、東博で開催されている「ボストン美術館展 日本美術の至宝」へ行ってきました。平日でもすでに凄いことになっていました。それでも、一列に並んで牛歩で、ガラスにへばりつくようにしてじっくり見てきました。吉備大臣入唐絵巻。楽しかった。へらへら笑えるくらい楽しかったです。夢に出てきそうな奇妙な楼閣は一度此の目で見てみたかったのでした。もう大満足。それからもう一つ、ずっと見たいと思っていたユリの木の花を見ました。東博の正面にある巨大なユリの木に花が咲いていました。ずっと見たかったユリの木の花。エドガー・アラン...